俺ガイル完 第3話「やはり、一色いろはは最強の後輩である。」ネタバレ感想

アニメ

これ、ガハマさんの回では?

俺ガイル完の1話、2話は、きょうだい回だった。3話はタイトルこそいろはす回だが、実質ガハマさんの回である。

ネタバレ回避の3話のあらすじ。

やはり、一色いろはは最強の後輩である。

脚本:大知慶一郎 / 絵コンテ:清水 聡 / 演出:鈴木龍太郎 / 作画監督:北村友幸 細田沙織 清水直樹 立田眞一

プロムの開催に向け、雪乃はいろはと共に準備を進める。
その間、奉仕部の活動は休みとなり、暇を持て余す八幡。
「放課後、生徒会室でまってますね~」
いろはからプロムの手伝いを頼まれ当日行ってみると
プロムのPV撮影が始まっていて…。

https://www.tbs.co.jp/anime/oregairu/story/

今回のあらすじは穏当だった。まさにあらすじ。こういうのでいいんだよこういうので。

その足さばきに、京アニを思い出す

俺ガイル完、この3期で「おや?」と思うのは、雪乃が正ヒロインに至る、というか至った後の紆余曲折に14巻使うわけだが…その雪乃の描き方が割と雑に感じる。その雑を由比ヶ浜で補うとバランスが崩れるので、勢い陽乃さんとかいろはすが表に出すぎる。だがそれがいいけどね!

いろはが八幡にプロムの手伝いをお願いするシーン。原作では、外でご飯を食べる八幡、おそらくは平らな芝生にいる八幡の側にいろはが座る。三角座り、膝を抱えるという描写があるので、たぶんそうだろう。

がアニメ版では、外のグラウンドに降りる階段の途中で座っており、いろはは腿の裏に手を添えるような座り方をする。これで脚・足の動きによる芝居が可能になる。京アニが得意とする手法とされているので、何とはなしに京アニならどう演出したかな…と思ってしまう。

脚のアップは警告きちゃうから

別に京アニの方が良い、というわけではなく、あざといいろはすの顔芸・声芸を堪能できるので何の文句も無いです。

過保護
やっぱり年下好き?
ねー?

雪乃さんがややひどい感じに

いろはに頼まれた八幡は生徒会室に向かう。ここで告知の話になり、アニメではあえて名前を出さない形でLINEで告知済み、という流れになる。

八幡「でもそれだけでいいのか?俺みたいにやってない奴とかいるじゃん」
雪乃「その手の連絡手段を持たないようにしている人、つながりを作らないようにしている人は、そもそもプロムに参加する気はないでしょう?」

うーん、これではどちらかと言えばアンチプロムな我はイラッときてしまうぞ。原作はもう少し言葉があって、他のSNSと連携してるし、掲示板や公式サイトもある、とした上で、八幡への皮肉として「その手の~」の下りに入る。最後も少し言葉があって「現にあなたがそうだし」とダメ押す。

原作では、八幡が抱いた予算や進行への疑問に雪乃が次々答え、最後に皮肉で終わる、というシーンなのだが、アニメ組みは雪乃の優秀さに疑問を抱くのではないだろうか。むしろ酷薄に感じるまである。まあ、そうだけど。

これまでこなしてきた、いくつかの企画会議、その過去の積み重ねが一つの到達点に至っている、という感慨深さは、ちょっと残して欲しかった。背景美術のリソース不足なのかしら…まあ、いろはす回だからね。

プレプロムは、由比ヶ浜の本番だった

さて、八幡の手伝いの本命はプロモーション動作の撮影だった。ドレスを着る由比ヶ浜を迎えに行く八幡。川なんとかさんが着付けを手伝っていて、去り際に「ヒールが高いから気をつけて」と、由比ヶ浜だか八幡だか、その両方だかに言付けていく。

そして暗く、段差のある舞台裏から、八幡はそっと肘を出し、結衣はしっかりと手を添えて、出て行くのだ。

ひたすらつらい

ここは、もう原作厨という感じで嫌気がさすが、重要なシーンが抜けている。原作では、由比は八幡の髪を整えるのだ。これは、今の関係のまま、一番由比ヶ浜が望んだ関係のまま、何度も見返したい瞬間をカメラに収めておきたいという、どうしようもない愛情の表れだ。

確かに、前に結衣が八幡の髪をいじるシーンはあったので、インパクトには欠けるので切る場面だとは思う。

脇役に徹する雪乃

あともう一つ、これもまたどうしようもないのだけれど、みんなで楽しく踊る、という動画が足りないため、雪乃が八幡と結衣にリテイクのメインキャストをお願いするシーンの意味が変わってしまっている。

アニメでは、他に頼める人がいない、という理由でこの二人にいきなり頼む。原作では、戸部とといろはで撮り直す、という話に続いて、押さえとして八幡と結衣も、となるのだ。

何が変わってしまうのか。

まず、雪乃が無能に映ってしまう。結果として最高のものを目指すのだから、戸部といろはではなく、八幡と結衣に打診するのはおかしい。これでは安易に力を借りるという、雪乃が決別したはずの何かに近づいてしまう。

次に、雪乃の意図が分かりにくくなる。なぜ押さえが俺たち?という違和感は、雪乃の意図、八幡と結衣の映像を残したい、という、本来の仕事からは外れた行為からくるものだ。原作では、八幡は「あたしたちでいいのかな」と雪乃に問うた結衣の言葉で、「かちりとピースが嵌まったような気がした」と感じるのだ。

タイトルどこいった

原作のこの章クライマックスは、「俺を見てるのは由比ヶ浜だけだ」という八幡の述懐だ。こう思った八幡は、結衣の肩に手を当て、結衣もまた八幡の肩に手を回す。これは特に明示されないが、雪乃も見ていたのではないか。一切表情に、口調に出さない、雪乃の哀切を感じられる名シーンだが、アニメではそこまで描写する余裕が無い。もっとも、原作は八幡が感じないものは描写されないので、何が正解かをはっきりさせないと作品が成立しないTVアニメというメディアでは切るしかないのではあるが。

来週は公式由比ヶ浜回

と、タイトルこそいろはす回だが、個人的には由比ヶ浜回と受け取った。次回は「ふと、由比ヶ浜結衣は未来に思いを馳せる。」なので、連続由比ヶ浜回である。つらい。

エンドカード、これだからね
つらい中、BDのCMで出てくるろくろ玉縄とそれある折本こそ癒やし

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