窓用エアコンがうるさい!ので対策して静音化した

窓に取り付けるタイプのウィンドウエアコンを買った。これが実にうるさい。

トヨトミがいちばん静か、なはずなのに…

買ったのはトヨトミの「TIW-A160J」。今はL→Mと世代が上がっているけどスペックは同じ。

静音、とうたっているのは、数値上は確かに一番音圧が低いからだろう。カタログスペックでは音響パワーレベルで50dB、音圧レベルで39dBとあり、消費電力も523Wといちばん低い(いずれも50Hz運転時)。

数字だけ見るとそこそこだ。しかし騒音源のコンプレッサーが室内にある一体型エアコンである以上、「これは最安のコロナ買うべきだったか?」と後悔するくらいのうるささ。これから買う人はあまり期待せずに買おう。どうせどれを買ってもうるさい。そこに魔法はない。

とはいえ後で紹介する方法で対策することで、我慢できる程度の音にはなる。

なお、冷房の能力は問題ない。6畳の部屋で使う分には十分冷える。まだ2年目なので快調に動いている。もし壊れたら、今度はコロナを買ってみよう。

(2023年5月追記、買った→)

こちらは カタログスペックで51dB(50Hz運転時の音響パワーレベル)。 音圧レベルは不明。トヨトミがいちばん静か!とかうたっているのはまあいいとして、同じdBでも意味が違うのでトヨトミの39dBとコロナの51dBを比べてトヨトミ一択じゃん、とはならない。

消費電力はトヨトミより22W高くて、545W。冷房能力は同じ1.4kWなので、とにかく消費電力が低いものを、というならトヨトミの方がいいかもしれない。実運転では誤差の範囲かな。インバーター非搭載なので定格消費電力で動くか止まるかだけだ。

アクティブノイズキャンセリングイヤホンでしのぐ

コンプレッサー内は一定の速度で回転する圧縮機がある。定常ノイズなら効くはず、というわけで初年度はノイズキャンセリングイヤホンでしのいだ。

窓用エアコンの騒音は、冷媒を圧縮するコンプレッサーに起因する。エアコン用のコンプレッサーは回転によって圧縮する。回転に伴う振動は「ウォンウォンウォンウォン…」といった音で、さらに振動が配管やプラスチックカバーと共振して「ドゥオンドゥオンドゥオンドゥオン… 」と耐えがたい音になる。

幸い、窓用エアコンのコンプレッサーは回転数が一定なので、環境音をマイクで取り込んで位相を反転させ、その逆位相の音で打ち消すノイズキャンセリングがよく効く。

使っていたのはソニーのWF-1000XM3。型落ちなので2万円ちょいで買える。

今なら後継機のこっちかも。WF-1000XM4。こちらは3万5000円前後。

コスパが高いのはAiroha製チップを積んだANCイヤホン。チップが同じなら傾向はほぼ同じなので、ANCまたはアクティブノイズキャンセリング、Airohaをキーワードに検索して買えばよい。だいたい6000円以上。

6000円を切るようなタイプで「ノイズキャンセリング」とあっても「(※アクティブではない)」というのがほとんどなので気を付けよう。通話時のノイズキャンセリングであって環境音は消えない。まあ、耳栓なので静かにはなるし、音楽かければ気にならないかもしれんが。

振動を抑える切り札、地震対策アイテム

2年目。相変わらずうるさい。イヤホンをするのにも飽きてくる。そこで本体を制振する方向で対策した。最近導入した骨伝導イヤホンが快適すぎてカナル型のANCイヤホンを付けたくない、という事情もある。

そこで本腰を入れて制振した。窓枠に制振シートを挟む、というのはまた取り外して付け直したくないので却下。あと隙間があくのでおそらく台風の時にまずい。

色々と調べて分かったことは2つ。

  • コンプレッサーの配管が共振している
  • プラスチックの本体カバーがコンプレッサーの振動と音を増幅している

まず、配管の共振から。トヨトミの本体カバーは、リモコンボックスの下、左右両脇の下、計3本のネジを外すとガバッと外れる。

右側にコンプレッサーとそこから伸びる冷媒配管がある。運転状態で配管を触ると振動が感じられるはずだ。どこかの配管を軽く指で押さえると、耳障りな音が少なくなるポイントがあるかもしれない。自分は2本の配管を指でつまむように押さえたら格段と静かになった。

この状態を保つために、ケーブル用の結束バンドで軽くテンションをかけた。細めのバンドだと振動によって徐々に変形することが予想されたので、幅広のものを使おうとしたら身の回りにあったのがこれ。

次に、カバーの共振だ。これはカバーの裏にアルミテープを貼ったり隙間テープで振動を吸収しようとしたりしたが、結果として無意味だった。これから書く対策をした後に、効果を確かめながら全部剥がした。最低限の振動対策はメーカーが元からしてある。そんなお手軽な方法で静かになるならもうやっているだろう。

配管と同じく、カバーの部分を手でいい感じに抑えるとだいぶ静かになる。最初は鉄塊でも乗せようと思ったが窓枠への負担も増えるしそれ自体が落下しそうだし危ない。この状態を保つにはどうするか…と考えた結果、地震対策用の家具抑えの「ふんばりくん」と制振シート「ハネナイト」の合わせ技で実現できた。

ふんばりくんは対応する長さに応じていくつか種類がある。床から窓用エアコンまでの高さを測り、適切な長さのものを選ぶ。抑え面は床側・天井側ともウレタンスポンジがあるので、ハネナイト無しで試してもいいかもしれない。逆に掃き出し窓の下に付けているケースでは、ハネナイトと何かのスペーサーだけでも圧はかけられそうだ。

なおふんばりくんの天井側、というのは窓用エアコンの下側に当てる部分だ。天井側抑え面に3mmのハネナイトを三つ折り(やり直せないが3枚に切った方が見た目はよさそう)にし、その上にカバーがくる格好で当てる。

リモコンの下にあるのがハネナイト。他の制振ゴムでもよさそう

こうするとエアコン前面にふんばりくんが突き出てややみっともないが、見えないようにするとエアコン本体の底板を支える形になり、効果は少なかった。うるさいのは本体カバーだ。

ふんばりくんの良いところは、高さを微調整しやすいところ。突っ張り棒がネジそのもので、何回でも高さを調節できる。制振用の部材を厚めのもの、薄めのもの、いくつか重ねたものと、色々なパターンを試しやすい。

ふんばりくん以外の適当な突っ張り棒でもいいが、強度があるタイプは目的の長さに調節する際に金属パイプに穴を開ける形でねじ止めする。突っ張り調節用のネジで調節できる範囲を超えたやり直しがしにくい。

どの程度効果があるかは、窓枠や床の材質、エアコンの個体差によって変わってくるはず。まずは手で押さえてみて、それで少しは静かになるなら試してみる価値はある。

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