相棒17 第4話「バクハン」感想

ドラマ
相棒17、大きな物語が動く4話。静と動のメリハリを静に軸足を置きながら描く、ハードボイルドな脚本だった。 ネタバレ前に、あらすじは以下。

組織犯罪対策四課の賭博担当、通称バクハンの課長・源馬(中野英雄)の指揮の下、過去最大規模の裏カジノ一斉摘発が行われ、広域指定暴力団・武輝会の資金源に大ダメージを与えた。右京(水谷豊)亘(反町隆史)も摘発に駆り出されたのだが、右京はその際、摘発を逃れた店があったことに気づき、源馬が裏で手引きしているのではないかと疑う。組対五課の角田(山西惇)は、戦友のような源馬をかばい、手を引くよう釘を刺すが、右京は捜査を続ける。そんな中、賭博業者との癒着で源馬をマークしているという生活安全部の刑事・百田(長谷川公彦)久我(崎本大海)が、特命係に協力を要請してくる。右京は、二人への協力を約束するが、亘は「角田課長を裏切れない」と言って、源馬の内定捜査から降りる。さらに、裏では特命係の廃止を目論む副総監の衣笠(杉本哲太)も暗躍していて…!?

亘や角田とも不協和音が生じ孤立を深める右京 それでも信念に従い賭博をめぐる不正の真相を追究 信頼できる仲間を失った右京が行き着く先は…!?

ゲスト:中野英雄 長谷川公彦 崎本大海

脚本は真野勝成氏で、監督は橋本一氏。スペシャルでおなじみの組み合わせだ。真野氏は静と動なら動を得意とする印象があったが、今回はかなり抑制した仕上がりだったように思う。芝居で見せるシーンの割合が増えてきた。

ゲストの中野氏はさすがの迫力だった。ただ違法捜査に走る動機の種明かしが終盤なので、鬼気迫る感じを出し切れていないように見えた。もっとも源馬の悲痛を早めに描いてしまうと、右京の正義が霞んでしまう。なかなか難しい役回りを、百田と久我によってモザイク状になった正義@バトルロイヤルの中でこなしていたのが印象深い。 冠城亘のキャラクターが完全に確立した回でもあろう。自ら踊ることを是とする。右京と同じく暴走する正義、ただし稚気がある。このバランスは良い方向なのではないか。 もやもやした回の次は、確実にスッキリできそうな完全犯罪ネタ。交互に相棒17のテーマが浮かび上がっていくシリーズ構成を望む。

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