10年選手のドラム式洗濯乾燥機のNA-VR1200。モーターを交換し、脱水の設定を変え、快調に動作していたが給水時に先に進まない症状が出るようになった。どうも給水弁の寿命らしい。分解して弁を掃除したら一時回復したが、2日ほどで元に戻ったので修理する必要がある。
分解掃除でやや回復、完治には給水弁の交換が必要
途中まで快調だが、すすぎの最後の回で止まる。給水弁は二つあり、このうち片方の弁が開かないようだ。いったん元栓を占めて一気に開けると、たまに給水が復活する。何回かそれでしのいでいたものの、ほどなくして越えられない壁と化してしまった。
外部からホースで給水
手っ取り早いのは、外部から何らかの手段で給水。水位センサーが規定に達すれば運転が再開する。ホースで水をすぐに出せる環境なら、何とかしのげる。もはや全自動洗濯機ではないので、修理までの場つなぎにしかならないが。
給水弁を分解掃除
給水弁にアクセスするには、やはり分解が必要。
- 下のエプロンを外す
- ドアを外す
- 前面カバーを外す
- スイッチパネルを外す
- 上面カバーを外す
- 背面カバーを外す
- 背面バーを外す
ここまでやってようやく、給水弁のネジを外せる。L字ドライバーがあれば6と7は不要かもしれない。2か所のネジを外して引っこ抜く。弁なので負圧の抵抗が心地よい。すっぽん。
給水弁のネジをあらかた外すと、電磁弁が見える。とりあえず全部ばらして軽く掃除。あまり意味はなさそうなので、二つある弁を入れ替える。最後のすすぎだけ給水されないという現象から、片方の弁はまだ寿命に達していないはずという希望的観測に基づく修理だ。
組みなおしてみると、以前より元気よく給水されるようになった。
給水弁の交換、約3000円なり
結局、直ったのは2日ほどですぐに給水できなくなった。こうなるともう買いなおすしかない。給水弁は2600円くらい。送料が600円ほどなので、3000円ちょいの実費で給水弁を交換できる。
到着した給水弁には、元の給水弁に付いているパッキン類がない。その点は商品説明にも明記してある。旧い部品から移植してあげる。
組付けて試験運転してみると…
新しい給水弁を組み付けて試験運転してみると、何だか凄い柔軟剤の香り。どうもチョロチョロとした給水では流し切れていなかった洗剤がどこからか出てきたようだ。
ついでに給水ホースも交換
給水弁は水栓につながる部分と一体型なので、割とテンションがかかり続けていたはず。そのせいか給水ホースのねじ込みがだいぶ渋くなっていた。ついでに給水ホースも交換することにする。
これで未交換の基幹部品はヒートポンプと排水弁周りだけになってきた。NA-VR1200は斜めドラムの洗濯乾燥機としては4世代目くらいだったので、かなりコンポーネント化が進んでいる。ここまで働いてくれれば文句ないが、何にもメンテせずに使うとあっけなく初期性能を維持できなくなるからな…
まあ、どんな家電でもそうなのだけれど。
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