10年選手のドラム式洗濯乾燥機のNA-VR1200。モーターを交換して新品同様ではあるが、脱水の時に失敗することが多い。
https://tricast.org/na-vr1200-fix1/
思い返せば最初からそうだった。シーツの類を大量に詰めて脱水すると、回転数が上がらずに諦める。いや、そこで諦めないで回して。
マニュアル百遍
ちょうど「脱水の時に乾燥が入る」という謎の現象が気になっていたので、久しぶりにVR1200の説明書を読み込む。
はい。もう何度見たか分からない「使いこなしのポイント」。使いこなさないとまともに使えない時代の説明書かよ。今の説明書もこうなんですかね。
つらつら読んでいくと、「脱水を途中でやめる」のFAQの回答で「乾燥を設定している場合、脱水時に衣類をほぐす運転を行います」とある。あ、これかな、と思って閉じようとしたとき、なんか見つけた!ユリーカ!感が襲ってきたのでページを手繰ると、「『脱水立ち上がり』を調整する」という項目が目に入った。
10年気が付かなかった設定を発見
え、これ諦めの悪い脱水に調節できるの? VR1200、モーターのベアリングがいかれるまで長年使ってたのに、今頃気が付いたわ。
脱水、もうあきらめないで、な調節
設定方法はまるで隠しコマンド。1回やっただけじゃ覚えられない。メモがてら書いておく。
- 電源を入れる
- 「洗濯」-「コース」で「槽洗浄/乾燥」コースを選ぶ
- 「水位」ボタンを3秒以上長押し
- 「000」が表示されたら「脱水」ボタンを押す
- 脱水目盛りが「6」で標準、「10」で振動上等とにかく回す、「3」で頑張らない
- 「スタート」ボタンで決定。ピー音が6回鳴る
力強い脱水が爽快すぎる
これで多少振動が激しくなってもとにかく回すようになる。水分が抜ければどんどん回りやすくなるので、爽快感がすごい。設定名が「立ち上がり調節」というだけあって、脱水の仕上がり自体は変わらない。
逆に振動を抑える方向にも調節できるので、あまり大物を洗濯しない環境なら試してみてほしい。これもう1回モーター交換してもいいな…
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