ソードアート・オンライン アリシゼーション 第22話「剣の巨人」感想

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アドミン様の余裕の背景は?

ソードアート・オンライン アリシゼーション(SAO) 第22話「剣の巨人」は、アドミニストレータことアドミン様がキリト一行に対して終始余裕を崩さない回だった。ネタバレ回避のあらすじは以下。

《セントラル・カセドラル》の最上階。キリトとユージオとアリスは、ついにアドミニストレータの許へたどり着く。しかし、神聖術によって巨大なピエロへと姿を変貌させたチュデルキンが三人に襲い掛かる。アリスは《金木犀の剣》でチュデルキンの放つ炎を防ぎ、その隙にキリトとユージオは連携し斬りかかる。そんな様子を、アドミニストレータはつぶさに観察しながら、キリトたちに問いかける。

ソードアート・オンライン アリシゼーション 第22話「剣の巨人」


脚本:中本宗応
絵コンテ:大塚 健
演出:木村 寛
総作画監督:鈴木 豪
作画監督:チョン・ヨンフン、秋月 彩、みうらたけひろ、錦見 楽、牧野和俊、木村行隆、三股浩史、武佐友紀子、久野紗世、鈴木 豪

https://sao-alicization.net/story/22.html

前回、チュデルキンが炎の巨人を生成したくだりの使いまわしから始まりました第22話。あと2話でたぶん連続2期の最終回なわけだが、そこに向けて制作陣の戦力を蓄えている感が随所に見られる。

炎の巨人は即退場

対炎の巨人戦。アリスがサウンドエフェクトがSAOイチ凄いと評判の金木犀の剣で巨人の第一撃を受け止めている間に、ユージオがチュデルキンの注意をそらした隙を突いて元老長のわがままボディをキリトさんが完全武装支配術で串刺しに。あっさりやられてしまう。

地デジエンコーダーの限界に挑戦するアリスさん

召喚中の術師は防御力ゼロなの分かっててなのか、本当はシールドらしきものがあったのにキリトさんの黒剣と心意が勝ったのか。さんざん整合騎士を馬鹿にし続けた元老長が一番アホというのはどうなのでしょう。もっとも

アリス「10秒時間を稼ぎます」
キリト&ユージオ「…ゴクリ」

なシーンを無視して、アリスが第一撃を受けてからたっぷり5秒くらい経ったところで攻撃の準備を始めている。えー。

そのフォローはアドミニストレータさんのターン。チュデルキンをボロ雑巾のように片づけて、「まあ、退屈なショーではあったけど、それなりに意味のあるデータも拾えたわね…」とチュデルキンへの期待を微塵も感じさせないので、まあ、そんな程度だったと。

向こう側の人間だと看破されるキリトさん

詳細プロパティを見られない理由をイレギュラーユニットだからと思っていたアドミニストレータ、キリトさんが“向こう側”の人間だという推論にたどり着く。 あっさり「そうだ」と認めるキリトさん。 意味のあるデータ、の説明になっているのかね。

ベルクーリへのシンセサイズを筆頭に、号泣しながらアドミニストレータの行いを責めるアリス。「心外だわ。パイエティモジュールこそ愛の印」とうそぶくアドミニストレータ。止め絵で延々と対話を続ける。かなり作画リソースが蓄積されているので、戦闘シーンへの期待が高まる。

まあこれくらいなら掲載できる

キリトさんが再シンセサイズによっても過去は消せない、とアドミニストレータに延々と説教をかますのだが、上から目線がアドミニストレータには片腹痛い。管理者、何もかも分かっているからね。現実世界の人間の手によって、仮想世界はたやすく消去できる。そう説くキリトさんに対して、アドミニストレータはこう言い放つ。

「自分たちの世界がより上位の存在に創造されたものである可能性を常に意識し、世界がリセットされないように努力しているの?」「そんな世界からやってきた坊やに、私の選択をどうこういう奴らに権利があって?」

みじめな真似は御免だわ(笑顔)
支配こそが存在証明(管理者)
この足は踏みしだくためにある(S)

シャーロットの演技力がすごい

アンダーワールドに対する最終負荷実験、ダークテリトリーの軍勢の侵攻をしのぐ術式を組んだと豪語するアドミニストレータさん。整合騎士団はただのつなぎ、ただ殺戮のためだけの存在を用意したと。それは「人間である必要はないの」ということで、現れたのは30の武器からなるソードゴーレム。まあ、モビルアーマーだね。30という数字には意味があるので、覚えておこうね。

厄災戦です

30もの武器を同時に!と驚くアリス、キリトがなすすべなく刺され、ユージオのみがかろうじて生き残る。そこに「短剣を使うのよ!ユージオ!」との声。なんかすごい上手いヒーロー声なんだけど…誰?

かと思えば、カーディナル印の蜘蛛、シャーロットが巨大化し、ソードゴーレムの注意を引く。短剣を昇降盤に突き刺すユージオ。図書室につながる扉の出現を確認し、「最後に一緒に戦えてうれしい…」 と言い残したあとに消滅するシャーロット。その後にカーディナルが剣の巨人をあっさり無力化という管理者権限の激突がやばい。ちなみにシャーロットさん、エンドロールみたらキュアブラックと中の人が同じで映画やドラマの吹き替えも長いベテランさんだった。

この声優陣なら止め絵でもドラマになる

切り札のはずの剣の巨人がぶっ倒れているのに超絶技巧の「フッ」で意に介さないアドミニストレータさん。

アリシゼーション・ユナイティング屈指の笑顔では?

カーディナルさん、さすがの管理者権限でアリスとキリトを治療。完全体として復活する。NPCなシャーロットさんが自己犠牲や愛を持ちえたのは、200年の時間とキリトとの2年、その間の入出力による学習の成果ということらしい。ユイさんですか。

この様子をなぜか傍観するアドミニストレータさん。負ける気がしないのでしょうな。カーディナルが「アドミニストレータ、虚ろなる者よ!」と啖呵を切ったところで、今回はエンド。

次回は「アドミニストレータ」。ヘイト溜まるか

次回は「アドミニストレータ」。Web版だと剣の巨人の底力が明かされるし、もうちょっとアドミニストレータへのヘイトが溜まっている頃合いなのだが、アニメ版のアドミン様は説得力が強い。胸糞シーンを薄めたのがよくなかったのか?

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