ソードアート・オンライン アリシゼーション 第23話「アドミニストレータ」感想 ヘイト値上がる特殊OP回

現実世界への顕現をほのめかすアドミン様

ソードアート・オンライン アリシゼーション(SAO) 第23話「アドミニストレータ」は、これまで控えめだったアドミン様へのヘイトが高まる回だった。ネタバレ回避のあらすじは以下。

数百年にも及ぶ因縁の相手・アドミニストレータと決着をつけるべく《セントラル・カセドラル》の最上階に現れたカーディナル。秩序の維持を司るプログラムである彼女の本懐、アドミニストレータの抹消を果たさんと動き出すが、倒したはずのソードゴーレムが起き上がり行く手を阻む。そしてアドミニストレータの言葉を聞いたカーディナルは、ソードゴーレムに隠された真実に気付き激昂する。

ソードアート・オンライン アリシゼーション 第23話「アドミニストレータ」

脚本:木澤行人
絵コンテ:小原正和
演出:徳田大貴、丸山裕介、板庇 迪
総作画監督:山本由美子
作画監督:徳田大貴、古住千秋、神本兼利、浅井昭人、小松沙奈、山本真夕子、山本由美子

https://sao-alicization.net/story/23.html

今回は、全裸のアドミニストレータさんとカーディナルの対峙シーンでスタート。両者の舌戦のさなかを、静かにスタッフロールが彩る。

オープニングはスキップ

おや。オープニング無しで始まる特殊回だ。アドミニストレータがカーディナルに「歓迎する術式に手間取ってしまったものだから」と言い放ったところでCMに入る。

退路を断つアドミン様

歓迎術式とやらが発動した後に「アドレスを切り離したな」とカーディナル。アドミン様、200年前にカーディナルを仕留め損ねて図書室への退避を許したことから、自身のいるゾーンを他のゾーンと切り離したらしい。仮想世界たるアンダーワールドなので、OSで言えばプロセス分離か。物理アドレスの切り離しまでできるとハイパーバイザの脆弱性を突くアドミン様の万能感が出て良いが、そこまでではない。

このあたりで、前回アドミン様が意に介さなかった手負いの剣の巨人が復活。そのために300人分のリソースを物質変換したという。Web版では150人だったのに、ずいぶんとキリのいい数字になった。これは別に今の戦闘のためだけでなく、ダークテリトリーから人界に攻め込む負荷実験、汎用AIを生み出すための現実世界主導の実験への対抗策でもある。

人口の半分を兵器化するご予定のアドミン様

アドミン様、負荷実験に対抗するために全人口8万のうち4万のヒューマンユニットを物質変換して兵器化する策を練っていたらしい。ダークテリトリーの侵攻をはねのけて、向こう側に攻め込むのに十分とする。向こう側とは、現実世界だ。?どうやって??となるが、キリトさんは意に介さない。そりゃ無理だもの。Web版でも別に何かを察するでもなく「あまりにも恐ろしいことをさらりと口にし」程度で流している。

ここはAIの人権をどう考えるかで、感情の揺さぶられ方が変わってくるシーンだ。フラクトライトは人の脳と互換。アドミン様は肉体を持たないものは死ねと言っているわけだからね。でもアドミン様も同じでは?と思うところだけど、彼女は現実世界に顕現する気満々だからね。

ここでユージオのターン。天井の水晶が、整合騎士の記憶のかけらであることに気づく。これを剣の巨人を構成する武装完全支配術の制御に使っているらしい。アニメ版だと説明が簡単すぎる感じはするが、不完全な記憶のかけらで完全武装支配術を発動するための仕掛けがある。武装そのものは記憶の中にある愛する者、要はアンダーグラウンド人だ。記憶のかけらが愛する人に抱く欲望をもってリリース・リコレクションを可能にしている。まさに外道!

アドミン様へのヘイト値が急激に上昇する中、「純粋な愛を欲望という言葉で汚すな!」と激高するも、反撃に移れないカーディナル。剣の巨人はすべて人。ゆえに心情はもとより、システム上攻撃できない。単なるフラクトライトが発する信号とさげすむアドミニストレータと、それは人だと反論するカーディナル。

ユージオを剣にするカーディナルに驚くアドミン様

万策尽きたカーディナルは、わが身を引き換えに、キリトたちの助命を乞う。それ、引き換えにならんよね、と思うところ、アドミン様もそう反論するも、天命の半分も持っていけば残り少ない記憶容量がやばい、というロジックで説き伏せられる。

たーのしー

アドミン様の憂さ晴らし、手加減という名のカーディナルへの拷問を前に、無力感に苛まれるユージオ。この時のアドミン様は顔がひずみまくっているのでキャプチャ欲が失せますね。

カーディナルはいたぶられた挙句に絶命せんとする。するとユージオの耳に届く、アリス・ツーベルクの声。天井の水晶のひとつが輝き、ユージオに降り注ぐ。その声を聞き、何を思ったか「僕を剣に換えてください」とカーディナルに頼むユージオ。「システム・コール。リムーブ・コア・プロテクション」と精神防壁を解除し、カーディナルの神聖術を受ける。

ここでようやく左向き。作劇上も劣勢です

危機を悟ったのか、ようやく逆上するアドミニストレータ。アリスが金木犀の剣を一撃をしのいでいる間に、ユージオの物質変換に成功し、カーディナルの「リリース・リコレクション」の一声で動き始めるユージオ。「美しい。人の愛、そして意思が放つ光…」とカーディナル。

ふぬけのキリトさんを両断寸前のアドミン様

ブリュンヒルトのようだ

飛翔するユージオは、剣の巨人を打ち砕き、アドミニストレータをも狙う。「小僧がぁっ」と本気を出すアドミニストレータの一撃に、砕け散る剣、下半身を両断されたユージオ。アドミニストレータも右腕を失うが、その右手を剣にして呆然自失のキリトを討とうとする。「顛末は後であの者に聞くとして、戦いの幕を引くとしましょう」とアドミン様。あの者、ここにいない、向こう側の誰か。

「いつかまた、向こうで会いましょう」と言いながら剣を振り下ろそうとするアドミン様。現実世界に顕現する気満々である。そこに立ちはだかるアリス。アスナさんを団長から守れなかった回想が提示され、立ち直るキリト。気を失うアリスをそっと横たえ、アドミニストレータと向き合う。

良い笑みだ

最終話を前に微笑むアドミン様

ここでスクロールするスタッフロール付きの特殊オープニングがスタート。エンディングは無しのまま終わる。次回は第24話、最終話の「ぼくの英雄」でアリシゼーション人界編は終わり。アニメでの初見組なら、衝撃のラストのまま3期を待つことになるはずだ。

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