この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 第17.5話 特別編「真実は並列世界の果てに~新たなる旅立ちへ~」ネタバレ感想

YU-NOアニメ版、17話で神奈ルートを終え、さていよいよ、と思ったら17.5話ということで総集編だった。だがただの総集編にあらず。単なるリソース温存ではなく、転回点となるシナリオの一部を先行公開するという策で度肝を抜いてきた。

神奈ルート最後、渾身の盛り上がり

17話の神奈ルートは、神奈を救う手が無く、たくやが手詰まりになったところで神奈から広大の伝言が明かされるところでクライマックスを迎える。

この絵で救いたいと思わせないと台無しだが頑張った

あの時計があの音楽と共に

神奈の口から、異世界デラ・グラントへの行き方が語られる。ここは原作からするとショートカットしすぎで、宝玉を8つ集めて三角山に行け、最後の宝玉は書斎の時計の中にあるよ、押す順番はこうだよ、を全部は台詞にせずに描いていく。

原作厨が泣けるところ。あっさりしすぎだがそれでも燃える

アニメ組は、まあ全部神奈ちゃんから教わったのだろうな、と納得できる…のか? これだけの謎を一気に吐き出せるなら、そりゃ痛い目にも遭わされる。ということで、神奈の重要性が高まる構成とみることもできる。

三角山でリフレクターデバイスを使い、謎の声(CV:広大)の問い「答えよ、王の名を」に対してたくやが答えたところでエンディング。完全に次回に向けての盛り上げに成功。

澪編に続く総力戦

総集編ですべてが台無しに

しばらく録画して放っておいたので何話か溜まっているYU-NO。さて18話を…と思ったら見当たらない。特別編とかいう総集編が代わりにあった。まあ万策尽きたようだし。

見てみると、1話からの振り返り。普通の総集編なので、飛ばしながら眺める。17話を24分ごろに終えた。

「ここがデラ・グラントか…」

え、今から異世界編やるの!?

まさかの異世界編先出し

2分くらいで異世界編の主要人物をチラ見せしていく。セーレスとの出会いが唐突に始まってぽかーんとするわ。それ、17話のラストから異世界編につなげる流れを完全にぶち切ってないか。

総集編で名乗らされた謎じゃない女騎士さんのアイリア
自分のことユーノと呼ぶ謎の少女と、さすがに名乗れない謎の生物
近衛をなんちゃら、という台詞でボス感を出す謎の女王

18話は「デラ=グラントの黄昏」

最後に異世界編のイメージボードを出して終わり。次元捜査官と謎の赤髪女性がいますね。先行カットに出したセーレスとかアイリアとかはいません。このイメージボード、意図がよく分からない。黄昏だけかな。

次回は「デラ=グラントの黄昏」だとか。滅びに向かう不安定な異世界を一気に説明しないと2クールに収まらないわな。

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長岡康史氏の書き下ろし化粧箱とか懐古すぎる

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