ソードアート・オンライン アリシゼーション 第18.5話「リコレクション」感想 神総集編

アリスとの情報格差埋める総集編

ソードアート・オンライン アリシゼーション(SAO) 第18.5話「リコレクション」は、整合騎士のアリスに過去の記憶を語るという体の総集編。その感想は「神回2連続すると1回休みかと思いきや0.5回分はきっちり働いてた」か。ネタバレ回避のあらすじは以下。

天界から召喚されたはずの自分に妹がいる――。
セルカという名前を耳にし、動揺する整合騎士アリス。そして、キリトは覚悟を決めた。彼女の奪われた記憶を取り戻すと。
アリス・シンセシス・サーティがアリス・ツーベルクであったことを思い出させるため、そして彼女が整合騎士となった本当の理由を伝えるため、キリトはユージオと共に歩んだこれまでの旅路を語り始める。ただの村人だったユージオが、キリトとの出会いを機に幼馴染のアリスを救いたいと願ったこと。二人で騎士を目指して央都へと旅立ったこと。やがてその旅路は知らず知らずのうちに、この仮想世界《アンダーワールド》に隠された真実へと近づいていったことを……。

ソードアート・オンライン アリシゼーション 第18.5話「リコレクション」

スタッフ表記なし

17回のアリス戦、18回のベルクーリ戦で、作画陣を使い切ったようで今回は総集編。一応、整合騎士になって記憶を失った状態にあるアリスにキリトさんが経緯を伝えるという、流れに沿った展開ではある。

これは良いコラージュ

公式サイトのスタッフ紹介が無い回なので、新作画は見受けられない。アリスの拉致、キリトさんとユージオのライオスぶった切り、整合騎士との闘い(前座)、カーディナルによる謎解き、アドミニストレータの誕生、整合騎士との闘い(万策)を一気に振り返る。

管理者権限があるときの顔

これで視聴者とアリスの情報格差が埋まる。

「俺に力を貸してくれるとうれしいな。アリス」

というキリトさんの台詞で今回は終わり。アリスを丁寧に説得したという構図なので、万策尽対応の総集編感が少ない。

特殊エンディングでビビる

しかも特殊エンディングなのでビビった。今クールこれで終わりなのでは、と思ったからね。

現代編の総集編か

これもよくできていて、アンダーワールド内の回想だと現代編のキャラクターは登場できないところ、エンディングで救っている。アスナさんを筆頭に、今後重要な役回りとなるガブリエル・ミラーまで、全員を出したんじゃないだろうか。本来の意味で総集編になっている。

最後は左手の薬指のアップで締める

最後のシーンは正妻の指輪アップなんだけど、この後の展開をきちんと予感させてくれる、とても良い演出だと感じた。こういう細かいところに気を使ってくれると、ロニエ&ティーゼ演出やり過ぎ10話の回想で引き気味だった心が癒される。

次回はアリスの限界突破回か

次回は「右目の封印」。キリトに真実を告げられたアリスが、ユージオがウンベールをぶった切った時のように覚醒する回になる。

Web版はキリトさんがコード871の背景に思いをはせる描写があるのだが、アニメ版で「あっ(察し)」があまり無いので割愛されそう。Web版の悪いところは、キリトさんの有能さを文字で表現する際のバランス感覚が時たま崩れるところ。痛快に感じる人は多いだろうが、アニメ版の方が有能さより強さを強調していて自分好みだ。

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