前にトヨトミのウィンドウエアコンを買い、静音化対策を施して使っていた。引っ越しで必要な台数が増え、コロナ製を買い足したところ、トヨトミより静かだったので書いておきたい。
コロナ「CW-1623R WS」ファーストインプレッション
買ったのはこれ。コロナの2023年モデル。型落ちとたいして値段が変わらないので、最新型にした。
取り付けて試運転したところ、最初はコンプレッサーが動かなくて焦った。室内気温22度に対して、コロナの設定温度の下限は20度。暑くなる前に試運転できないが?と困ってドライモードにしたり冷房モードにしたりと色々やったら動き出した。
静かだ…
トヨトミのズドォーン、というコンプレッサー音に対して、もう少し軽い。静音化したトヨトミより一段静かだ。スペック上は1dB、トヨトミの方が静かなのに。
メーカー名 | コロナ | トヨトミ |
製品名 | CW-1623R WS | TIW-A160 |
コンプレッサー音 | 小さい | 大きい |
最低温度設定 | 20度 | 16度 |
パッキン | 柔らか目 | 固め |
本体価格 | 3万9000円前後 | 6万円前後 |
取付枠の価格 | 1万円程度 | 1万5000円程度 |
音響パワーレベル(50Hz、JIS C9612:2013) | 51dB | 50dB |
外形寸法(高さ×幅×奥行き) | 750×335×240mm | 742×361×275mm |
スペック王者のトヨトミはなぜうるさく感じるのか
うーん。スペック上はトヨトミの方が低いのになぜ。昔の基準の音圧レベルは測定ポイントによって一義に決まらない欠点があったが、今の音響パワーレベルは発した音を球面上で捉えるので同じ条件での比較がしやすいはずなのに。
運転音の測定に関する技術的解説|家庭用エアコン|関連製品|一般社団法人 日本冷凍空調工業会 (jraia.or.jp)
まあでも、図体がでかいトヨトミは、同じパワーを大きなエンクロージャーとウーハーで音にしているスピーカーみたいなもので、音が芳醇=うるさい、ということなのだろう。コロナの方がコンパクトなので、スピーカーとして見れば音が貧弱=静か、ということなのかも。
というわけで皆さん、静かな窓用エアコンが欲しかったらコロナを買いましょう。コロナでダメならもう無理だと思います。
移設や再取り付けを考慮するならコロナに軍配
青い鳥症候群としてはコイズミとハイアールが残っている。ただ移設や取り外し/再取り付けを考えると、コロナ一択と言える。
トヨトミを買ってストレスだったのは、標準取付枠はあるのに、そのパッキンが別売されていない点。別売されているのは窓の隙間を埋めるパッキンだけで、標準取付枠に付いているパッキンは付属しない。
取付枠のパッキンは、取付場所に合わせて切り取ることが多い。その切り取り方が次の使用場所で合うとは限らない。取付枠に付けるパッキンがダメになったら、枠ごと買い直しである。
2万円近い。これならコロナを買い直した方がよいというレベル。
その点コロナはパッキンだけで買えるし、標準取付枠を別途買い直す際のコストも低い。
こんな明るい顔でウィンドウエアコン使えるか!って前までは思ってました。いったんうるさいウィンドウエアコンを買ってからコロナに行くと、もうコロナでダメなら仕方ない、と諦められる。
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