この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 第21話 「悪魔の支配する採掘場」ネタバレ感想

この世の果てで恋を唄う少女YU-NOアニメ版、第21話は異世界編の新キャラを一通り出した後に、過酷な環境の中で脱出を諦めないたくやとその仲間を描く回だった…はずだが悪魔はタイトル詐欺だし絶望感もほとんど無い。綺麗に話が進んでいく。

採掘場の絶望感

前回の20話では、たくやと人生を共に歩んでいた巫女のセーレスが自害し、たくやとセーレスの娘であるユーノが帝都へと連れ去られてしまう絶望が描かれた。

今回は、さらなる絶望を、ということで、たくやは在任に強制労働を課す採掘場へと連行される。徹底的にダークになるシーンのはずだが、所長による凄惨な拷問も暴力もやんわりとしか描かれず、画面全体の色彩も明るい。このアニメ版YU-NO、とにかく色彩設計が軽い。

21話の冒頭は、連れ去られていくユーノの回想シーンから。我に返るたくやが採掘場で目にしたのは、超念石を掘り起こしていると落雷を起こす三角山と同じ外観の尖塔だ。

当然、「三角山の装置が何で!?」といぶかる。デラ=グラントと現代が物理的なアイテムでリンクしているシーンで、一応盛り上がるところ。でも「あれは!」で良いと思います。

ここで21話タイトルの悪魔こと所長のバズクが登場。たくやは囚人なので1098番呼ばわりだ。何の数字だろうね。

バズク一行はいつも通り口答えするたくやをしばく。警備兵が持っている警棒は電磁警棒らしい。思いっきり殴打する暴力シーンを省くためだろうか。

ここだけ見ると現代。首輪は遠隔操作で爆破できるが情が湧いてスイッチが押せない(Q)

中世のようなデラ=グラントにいきなり機械が出てくるのがセンスオブワンダーなのであって、警備兵が使う警棒までメカメカしいと世界観が揺らぐ。リメイク版のゲームがどういう描写をしているのか気になってくる。

ユーノと神帝

場面が替わり、神帝の間に引っ立てられるユーノのシーン。ユーノは負けん気が強い設定なので、見事に反抗するもなぜかお優しい神帝様。ユーノに対して「怖がることはない」と声をかける。仮面をずらすと、どうやら女性のようだ。

なんと!女性だと!?意外すぎる!!!ってなるか?
誰?となっているユーノ(でいいんだよね?)

前回までにたくやの名を聞いた神帝は、ユーノがその娘であることを知っている。ユーノが驚いているのは、単に神帝が女性だったからか。たくやの娘と聞いていた神帝が慈愛のまなざしを向けたからか。演出としてはみとれている感が強い。

ユーキと豊臣

電磁警棒で2ターンのスタンをかけられたたくや。採掘場の寝台で目を覚ます。ユーキの生まれ変わりのような囚人カーツに起こされるたくや。

っすよ!

続いて、仕切り屋風の囚人が「飯に遅れるぞ~」と声がけ。

徳川さん?
これっぽっちか…って具沢山じゃない?(伏線)

豊臣っぽい囚人は巫女のカラダはどうだった?とかゲスい。軽い絶望感がある。さて絶望アイテムの限界環境でのご飯は、ジョーとかいう囚人に新入りへの洗礼として奪われる。割と地獄だ。ただたくや、次はぶっ飛ばしてやる、とのことだが、あまり絶望していない感じ。

採掘場をしばらく観察し、塀も無いし兵も少ない、脱走可能、と踏んだたくや。ところがある囚人が脱走すると、囚人めがけて稲妻が走る。

ガーゼルの塔、らしい

僕はバゼクから現場監督を任されているのでね、と名前も知らないだれかが語り、豊臣のことを思い出す風のたくや。

クンクン

採掘場では、儀式に使う巫女の棺を作り、聖なる石の結晶化を施す工房が出てくる。ここらで、囚人にしばかれるノガルドことクンクンが登場。どうやら食うらしい。食用のノガルドをペットだってよう、と囚人。見かねたたくやはクンクンを確保すると空に放つ

スカーフが付いたままなので分かりやすい。身分はクンタラです

でも大して飲まず食わずのところ、牛をペットしてたからと大事な食料を野に放たれたら、そりゃ怒るわ。

ノガルドは勝手に食べると厳罰、という設定で、バズクにしばかれるジョー。この辺からカーツはたくやに対して「おやびん」とか呼び始める。

広大

親父が登場し、デラ=グラントの暮らしはどうだ、と聞いてくる。400年ごとに接近し、物理的に接触したこともある、というネタばらしを披露。

超念石を拝借しようとするたくやをバズクに見とがめられ、隠す穴はいくつかあるよね?ってことでアーッ、となった。このネタ、いる?

脱走を企むたくやは、1年も外への抜け道を探しているとのこと。時間の経過を示すのは壁に刻んだ線で、髪だの髭だのは伸びていない。

アマンダ

赤毛の女性が囚人として連行されてくる。それより脱出!と逸るたくやに「まだ逃げるわけにはいかない」と豊臣(まだ名前出てない気がする)。

目力はあるが影が少ない

塔から十分離れたところで縦穴を発見するたくや。ロープをかけて登ろうとすると、後ろからジョーが登場して壁ドン。たくやを横目に上がるが、ガーゼルの塔は長射程なので消し炭になって落ちてくる。

爆発しました(2年ぶり2度目)あれ、2本あるけどそうだっけ?

懲罰房に入れられるたくやの横の部屋で、バズクにしばかれる赤毛の女性。名前はアマンダらしい。

アマンダ、と聞いてアイリアの妹であることを思い出すたくや。アマンダは神帝の儀式を統治のための道具と言い切り、レジスタンスであることを明かす。

アマンダによると、既にレジスタンスの仲間が先行して潜んでいるらしい。外に出るとカーツと豊臣がやってくる。「リーダーは?」と聞くカーツ。うっかり過ぎるだろ。分かりやすくレジスタンスのメンバーだと気づいたたくや。

レジスタンスの符丁ポーズ

ユーノ改

教会風の建物に場面が替わる。セーレスが居た場所ですな。そこに横たわるユーノと、ゆっくりと近づく神帝。

ユーノの前に立つ神帝を背景に、「チェック、再教育プログラムを始動します」の機械音声でエンディングへ。

豊臣、デオだったのか。気がつかんかった

22話は「採掘場からの脱出」

第22話は「採掘場からの脱出」とのこと。ストレート過ぎる。

次回は脱出してあれがああなって帝都に着くまでを描くのだろう。前回はそこまで21話でやるものと思っていた。あと3話くらいしかないけど、

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