▼急ブレーキと片輪走行、外側へ強い力…尼崎脱線
・方輪走行で脱線というのは,2chの鉄道板では事故発生後すぐに唱えられていた。なぜあの程度の速度で脱線したのか。物理板でも同様の考察がなされていた。脱線と言うよりはマンションめがけて吹っ飛んでいる。
現在警察は車両の付着物を調べているという。これは横転した電車が脱線後「飛んだ」のか,それとも「擦った」のかをはっきりさせるためだと思われる。ベクトルの向きで一体いくつの要因で複合脱線に至ったのかが明らかになるはずだ。
これまでの報道から判断するに,
右車輪の粘着力が失われる→定常ブレーキまたは非常ブレーキ→左車輪を軸に左斜め前方に横転
というのは間違いないところ。ただ右車輪の粘着力を失わせるには,速度超過の後にカーブに入らないといけない。そこで気になるのが次のニュース。
▼JR脱線 軌道変更の対策怠る 新線開通、8年前急カーブに
・この中で元運転士の証言として,「緩和曲線が短く,カント不足だった」とある。緩和曲線が短ければ復元力の働く余地はなくなるし,カント不足であればさらに状況は悪化する。
コメント