無職転生Ⅱ 第21話「第六階層の魔法陣」ネタバレ感想

無職転生Ⅱ第21話「第六階層の魔法陣」は、救出したロキシーがルーデウスに想いを寄せていく回。パウロのアドバイスも合わせて、2期最終回に向けた仕込みが完了した感がある。

ネタバレ回避のあらすじは以下。

迷宮にひとり残されていたロキシーを救い出し、回復のために一度街に戻ったルーデウスやパウロたち。時折よそよそしいロキシーが気になりつつも、ルーデウスは昔話に花を咲かせる。3日後、転移迷宮へ再び入り、階層攻略のスピードを上げていく―!

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ルーデウスが来たのは正にギリギリのタイミング

アバンは前回の振り返りから。ロキシーがルーデウスに救出されたところで終わったのだが、予想通りロキシーの回想から始まった。

ロキシー救出後、よかった、と抱きしめ、以前と同じ調子でロキシーに話しかけるルーデウス。

対するロキシーは、自己紹介をしつつ「はじめまして」と答える。覚えていないことに愕然として嘔吐してしまうルーデウスなシーンでアバン終了である。

ロキシーはルーデウスを見て完全に“落ちて”しまい、自分が一カ月風呂無し生活を強いられたため自分の体臭が気になって及び腰だったりする。

ヒロイン2の帰還

Aパートからは、白馬の王子としてルーデウスによそよそしく接するロキシーの可愛げシーンが続く。クソガキ時代のルディとのギャップが凄かったようだ。ギャップ萌え強い。

ロキシーが帰還し、喜ぶパウロ一行。ロキシー救出の立役者がルーデウスであることが語られる。なんでも「父さん、神の気配がします」と壁をぶち抜いて走ったらしい。

三日ほど休息し、すぐに迷宮に入るルーデウスたち。早すぎやしないか、とは思うものの、死にそうな目に遭ったときはすぐに迷宮に入り直さないと二度と入れなく呪いがかかる、とギースに諭される。前世で言うトラウマ、PTSDのようなものだとルーデウスは納得する。

ロキシー師匠、ルーデウスをロックオンした後は割と積極的である。

背中を貸してほしいともたれかかったり、ゼニス救出後は二人で迷宮に潜りませんか?と誘ったり、乙女モードだ。

途中、ルーデウスがパウロを「前より強くなりました?」と褒めるシーンが挟まれる。先頭を行くパウロの顏をエリナリーゼさんがのぞき込むと、完全にデレデレな表情になっている。

迷宮攻略の合間に、武器や魔術のスクロールを調達するルーデウスとロキシー。完全にデートである。

ロキシーはフィットア領消失の際に、行方不明者の捜索に力を入れていた。ブエナ村での二年間は私にとって大切な思い出、と話すロキシーの回想が1期のシーンで懐かしい。魔族なのに迫害せず、ルディの先生として歓待されたのは命を張るほどの価値があるということだろう。

迷宮探索はいよいよ大詰め。怪しげな三つの転移魔法陣を前に迷うパウロたち。ナナホシなら分かったかも、というルーデウスの発言に、恋人ですか?と思わず聞いてしまうロキシーさんである。

二択はギレーヌに選ばせなきゃ失敗する、というジンクスを披露するギースに、もう少し調べたいと考え込むルーデウス。ギレーヌはいないのでジンクスに従えばアウトだし。

アニメ版の新たな伏線

迷うルーデウスに、パウロは言いたいことがあったと話しかける。パーティの士気に関わるので、といったんは止めるパウロだが、結局たとえ話をし始める。

自分が二振りの剣を使っていて、前は一振りで十分だったが今はこの二振りがないとしっくりこない。どちらも愛着があるし役割が違う。

要するに、シルフィとロキシーのことを言っているのだが、これ、原作では結局言わずじまいで終わる。アニメ版でも色恋沙汰の話とは明かさないので、もやっとした雰囲気で終わるのは原作と同じだ。が、このシーンは2期の最終回で生きるだろう。

周囲を観察したルーデウスは、ベガリット大陸への転移に使った転移魔方陣の遺跡に転移の迷宮が似ていることに気づく。階段が隠れているはずと、ギースに調べさせ、空洞らしい音がした個所をぶち抜くと階段が現れる。
まがまがしい転移魔方陣が眼前に見えたところで今回は終了である。

次回は「親」

次回のタイトルは「親」。奇しくも父の日である。ネタバレ感想とはいえ、多くは語らない、語りたくない回になるだろう。

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