無職転生 第14話「只より高いものはない」ネタバレ感想

物語の重要人物が登場するシーンに注目

無職転生の第14話「只より高いものはない」は、密輸人の手助けをしたツケが返ってくるルディを中心に、今後の重要人物が華々しく、そしてサラッと出てくる割と重要な回だ。牢獄で出会ったサル顔のギース、ラストシーンでカットインするアスラ王国の面々は今後の布石となる。

ネタバレ回避のあらすじは以下。

無実の罪で獣族の村に捕らえられてしまったルーデウス。 エリスとルイジェルドが迎えに来てくれることを期待する中、そこへギャンブルのイカサマが原因で魔族のギースが同じ牢に叩き込まれてくる。 ギースと話しながらルーデウスは脱獄の可能性を探るが、突如村に密輸組織の一団が襲い掛かってくる。

https://mushokutensei.jp/story/14/

タダその1:牢獄生活

敷金礼金ゼロの無料アパートに滞在するルーデウスから。食事はそこそこ美味しいようだ。いろいろ悲惨な環境を藤田ボイスのモノローグで語った挙句、牢屋ですもん、でオープニングへ。

今回も獣人族の村の暮らしぶりを俯瞰する特殊オープニングだ。一体いつ通常オープニングが拝めるのか。これは現実的な話数で最後までアニメ化するために全部特殊オープニングなのでは。

獣人族であるドルディア族の村を紹介する特殊オープニング

捕まってから三日間、たびたび全裸で水をぶっかけられる。これは獣人族にとって最低の屈辱、という設定があるので、罪人に対する最低の扱いである。

食事を運んでくれるが冷水もぶっかけてくる。ドルディアの刑罰である

サル顔の男、ギース登場

四日目になってもルイジェルドやエリスが助けに来る気配は無く、諦めの境地にあるルディ。五日目になってようやく、もう一人の新入りがイカサマの罪で投獄されてくる。名前はギースという。

ギースです。ギースですよ。原作ではもっとサル顔で魔族っぽい

ギースに対してルーデウスと名乗ると、どこかで聞いたような…という反応を見せるギース。はい。聞いてます。でも忘れているというかしらばっくれているというか両方というか。

ドルディア村を襲う密輸人たち

ギースに対して脱獄の相談を持ち掛けていると、いつの間にか見張りが消えている。そして熱気と煙の臭いが。村全体が火の海だ。土魔法で鍵を作り、あっさりと脱獄するルディたち。

ドルディア炎上

そしてBパート。村を襲っているのは人間族のようだ。大人は容赦なく殺し、子供は生かして捕らえている。ギースによると最近噂の獣人族さらいのようだ。

投獄された恨みはあるものの、「獣人族に恩を売る」という論理で獣人族側に付くことにしたルディ。まず魔法で雨を降らせて火を消す。

無詠唱なので魔法が分かりにくい

無詠唱なので分かりにくいが上級水魔術の「大雨(スコール)」だ。魔術の名称はファンタジーにとって雰囲気を出す重要な要素だが、ルディの特徴は無詠唱。アニメにとっては諸刃の剣だなこれ。

戦いに助太刀しようとすると、前回も出てきた獣人族の戦士が参戦。鼻が利けば後れは取らん、ということで、放火は獣人族の戦闘力を奪うためでもあるらしい。

タダその2:密輸人=北聖、クリーナー(掃除人)ガルスとの決戦

泥魔法で敵を崩し、獣人族の戦士がなぎ倒す。子供たちを助けたところで、飼主、とルディに話しかけてくるのはあの密輸人、ガルス・クリーナーだ。

密輸人のガルス・クリーナー

ガルスはルディに、ルディへの奴隷救出依頼はドルディア族の連中の気を引くおとり、と目的を明かす。その上で、獣人族の子供は金になるとルディを仲間に誘ってくる。

当然、誘いを断るルディ。獣人族の戦士が切りかかるも返り討ちに遭う。その太刀筋を見て、ギースは北神流の剣士だと見抜く。ガルスは自分を「北聖、クリーナー(掃除人)ガルスだ」と名乗る。

北聖とは、北神流の初級、中級、上級にさらに上の称号だ。その上は北王、北帝、北神だが出てくるのは相当先になる。

ギースは北神流の剣筋に手を出せず、ルーデウスも硬直してしまう。万事休す、というところで聖獣様がガルスを襲う。

その隙に体制を立て直すルディ。岩砲弾を放つも避けまくるガルス。ギースが砂か何かで目くらましをした隙に、火魔術っぽい何かをぶち込んで何とか倒す。

聖獣様、ギースと協力して魔術で倒すという王道展開

エリスやルイジェルドと合流

目を覚ますと、聖獣様が顔をペロペロ。誤解が解け、猫耳の方の獣人族、デドルディア族の族長から詫びを入れられる。

ちなみに犬耳の方はアドルディア族で、両方の主家がドルディア族である。この辺はアニメ版では特に説明されない。そういうものか、と聞き流せるからか。

エリスによると、ルイジェルドはさっきの族長ギュスターヴと会い、討伐されそうになるも誤解を解いて密輸人たちを成敗。エリスは子供たちを護衛していたという。

獣人族好きな一族に連なるエリスである

満面の笑みで語るエリスに、これもグレイラット家の血かね、と思うルディ。「おじい様に自慢するわ!早く会いたいわね!」と満面の笑みのエリス。

アリエル、フィッツ、ルークをチラ見せ

と、ここで場面が転換。エリスの祖父であるサウロス・ボレアス・グレイラットの死刑宣告のシーンに移る。アスラ王家の面々が居並ぶ中、フィットア領の魔力災害に対して正当なる対処をせず、混乱に陥れた、として即処刑へ。ここで後任がダリウスと呼ぶ人物であることがわかる。

場面変わってアスラ王国の裁判シーン

驚いたのは、アスラ王家の面々を見せるカットインの中で、アスラ王国第二王女、アリエル・アネモイ・アスラとその護衛の姿があったことだ。

はい。重要人物のチラ見せきました

アニメ初見組にはネタバレなので、ネタバレ感想でもあまり身もふたもないネタバレはやんわり避けているので、まあこれくらい書けばもういいけど、護衛はフィッツとルークで、後に重要人物として出てくる。

で、逆にアニメ初見組だと秒で分かるかもしれない。アリエルは分からんが、あれシルフィがこんなところに?、と思いそうだ。

次回は「ドルディア村のスローライフ」

次回は「ドルディア村のスローライフ」。ドルディア村にしばらく滞在し、ギレーヌが久々に話題に上ったりする。今回、軽くアリエルを登場させたということは、原作4巻の番外編のネタを盛り込んでくるんだろうか。

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