無職転生Ⅱ 第10話「この気持ち」ネタバレ感想 日常回

無職転生Ⅱ第10話「この気持ち」は、ルーデウスと急接近しているかのように見えるナナホシを前にしり込みするフィッツ先輩と、そのフィッツ先輩への好意に気づくルーデウス、それぞれの気持ちを魔法大学の1日を描きながら整理していく日常回だ。

ネタバレ回避のあらすじは以下。

転生ではなくとも自分と同じ世界からやって来たサイレント・セブンスター=ナナホシと共に転移事件や召喚魔術について調べるルーデウス。そんな2人に、理由はわからずも妙な絆を感じるフィッツは消沈してしまう。しかし、一方のルーデウスも男性であるフィッツにある想いを抱き始めていた。

https://mushokutensei.jp/story/2-10/

アバンはフィッツ先輩のモノローグから。前回、ルーデウスとサイレントことナナホシがただならぬ関係だと気づいたフィッツ先輩。自分がブエナ村にいた頃よりも、その心の距離が近いと感じている。

昔から一緒にいたみたいに座ったナナホシ。フィッツ先輩から見れば、一気に距離を詰める恋敵のように見えるわけだ。単に前世が同じ日本の同じ時代、というだけではあるが。

元々、自信のないシルフィエットに逆戻りしてしまい、足がすくんで前に進めない、というところでCMへ。

魔法学園の日常

CM明けはルーデウスのトレーニングシーンから。バーディガーディが何やら見守っている。バーディガーディは、強さと名声を追い求めすぎるよりも女が大切、とフハハハハ笑いで言い放つ。不能の治し方を知りませんか?という問いには、知らぬ、と素っ気ない。

原作だと、闘気をまとうためのアドバイスをしてくれるのだが、ルーデウスにはなぜかできない。魔神ラプラスは闘気はまとえなかったが強かった、というエピソードも教えてもらえる。

トレーニングが終わり学内を歩くと、バーディガーディを一撃で倒した者として恐れられているルーデウス。そんなルーデウスをリニアとプルセナはボスと呼び、もっと自信を持つニャ、と煽る。

クリフ先輩とは、呪いの話。呪いに関する知識として、ルイジェルドさんの悲劇につながる呪いの槍の話をする。魔神ラプラスは自分の呪いを槍に移してスペルド族に使わせ、狂戦士となったスペルド族が以降迫害される憂き目にあったと。

呪いを道具に移すという事例を知ったクリフ先輩は、君のおかげで何か分かったような気がする、とルーデウスに礼を言う。

続いてザノバやジュリとの食事シーン。ここで食べるか、というルーデウスに、ザノバは「3階だとジュリが席につけませんからな」と言う。アニメ版では特に言及が無いが、ジュリが奴隷だからだ。

バーディガーディが豪快に飲酒しているところ、ジュリも興味を見せる。ドワーフと言えば酒、ということで、一気に飲んでみせるジュリである。

そしてフィッツ先輩が心配する、ナナホシとの共同作業。対魔煉瓦で覆われた実験室で、召喚魔術の実験だ。

ナナホシは、人間を召喚する魔法陣の完成に向け、段階を踏んで魔法陣の改良を続けている。召喚できれば、送り返せるかもしれないという仮説の検証だ。

ルーデウスは、ナナホシの召喚で起こった転移事件の再来を心配する。ナナホシは、災害を引き起こすつもりはなく、足場固めからやっている、と不満げだ。

召喚魔術について学びたいと言うルーデウスに「召喚術は私の生命線」とつれないナナホシ。実験が終われば、一つ質問に答える、とけんもほろろだ。それでも、知りたければ自分で調べろと、資料を渡してくれる。

夕食後はジュリとのトレーニング。魔術の授業と人形作りだ。そうして1日が過ぎていく中、フィッツ先輩と図書館で過ごす時間が減っていることに気づくルーデウス。

無言のフィッツ、微笑みのフィッツ

Bパートは、ゾルダートの手紙から。泥沼として名を上げていた時代に参加していたパーティ、ステップトリーダーのリーダーである。クランの集会でシャーリーアに来たとのことで、旧交を温める。エリナリーゼはクリフ先輩に冒険者としてのいろはを教えるらしい。

町に出るルーデウスは、ルークと一緒にいるフィッツ先輩に気づく。なぜかフィッツ先輩のイメージが違う、と違和感を抱くルーデウス。しかも一言も話さない。無言のフィッツ、との通り名とは裏腹に、ルーデウスとは喋りまくりなのに。

ルークは、フィッツは王女の護衛中は一言もしゃべらないことになっている、と何かを守ろうとしている様子。ルーデウスは、フィッツ先輩に避けられた、とショックを受ける。

誰かに相談したいが、みんな忙しいので本でも読もう、とルーデウスが図書館に行くと、そこにはフィッツ先輩が。「ルーデウス君、なんだか久しぶりだね」と気安い感じだ。

さっきはどうして無視したんですか?とルーデウスが聞くと、アリエル様の護衛中は声を出さないことになっているんだよ、とごまかすフィッツ先輩。ルーデウスは、その不自然さから、アリエル王女がフィッツ先輩に化けていたのをごまかしている、と気付く。

フィッツ先輩に嫌われたわけでない、ということにして、落ち着こうとするルーデウス。フィッツ先輩に嫌われたかと思ってひやひやした、と正直に話すと、僕が君を嫌いになるわけないじゃないか、と言うフィッツ先輩。

だがフィッツ先輩は男である。ようやく、本当に彼は男なのだろうか、という結論に達し、ジーナス教頭に性別を聞いてみるも男性だと返されるだけだ。

せめて自家発電がしたい、と言ったところに、何をしたいって、声をかけてきたフィッツ先輩に驚き、立ち上がった挙句に倒れ込んでしまうルーデウス。それを助けようとしたフィッツ先輩と、床に倒れ込む。意図せず触れ合う二人。

フィッツ先輩やっぱり女だったんですね、と確信するルーデウス。否定するフィッツ先輩に、これまで何度も助けられているのだから、彼女が望むなら今まで通りできる限り男として扱おう、と決心する。

ED回復の鍵を握るのは 間違いなくフィッツ先輩だと確信しつつ、これ以上関係を深めることはできない、と先を急がないルーデウス。一瞬感じたED解消の兆しを再現しようとして失敗したところで、今回はエンディング。

次回は「あなたへ」

次回のサブタイトルは「あなたへ」。ついにフィッツ先輩が動く。

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