南の島でお昼寝

してました。

寝過ぎ。

曇りがちだったし。

持っていった本は,

高見広春『バトル・ロワイヤル』(太田出版)

有栖川有栖『月光ゲーム~Yの悲劇’88』(創元推理文庫)

フィリップ・K・ディック『高い城の男』(ハヤカワ文庫SF)

ジョン・ホーガン『科学の終焉』(徳間書店)

バトル・ロワイヤルは,映画を観る前に読み返そうと思って持っていった。

思っていたよりも話の筋を忘れていて,一気に再読了。

どの登場人物に自分をなぞらえるかで,今の自分がおぼろげながら分かる。

前に読んだときよりも泣けた。

それだけ,ロックから離れているということだろう。

共感ではなく,郷愁の涙。

月光ゲームは,どうにも出だしが退屈で,放り出そうかと思ったほど。

デビューに至るまでの艱難辛苦が長々とあとがきにあるのだけれど,

そりゃそうだろう,と納得してしまった。

次に期待しよう。

バトルロワイヤルと月光は,電波系女つながり。

バトルロワイヤルと高い城の男は,日本がWWIIの勝者だったつながり。

科学の終焉は面白かった。

『構造主義科学』を読んでいたからかもしれないが,すんなりと読めた。

ただし下品に過ぎる部分が目立ち,快いものでは無い。

特に相手の本音を引き出す手法としての下品は。

一番エキサイティングなのは,訳者のあとがきかもしれない。

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