無職転生Ⅱ 第6話「死にたくない」ネタバレ感想 1期テイスト?

無職転生Ⅱ第6話「死にたくない」は、ザノバの代わりにフィギュア制作を学ぶことになるジュリエットが仲間に加わるお話。その傍ら、ルーデウスはフィッツ先輩との関係を少しずつ深めていく。

ネタバレ回避のあらすじは以下。

ラノア魔法大学に通い始めたルーデウスは、転移事件のことを調べる中でフィッツと交流を深めていく。大学にはルーデウスを人形(フィギュア)作りの師匠と崇めるザノバがいた。その異常な怪力のためうまく人形が作れないザノバに代わって手先の作業をする者を探し、ルーデウスは奴隷市場に足を運ぶ。

https://mushokutensei.jp/story/2-06/

ラノア魔法大学の日常

アバンはラノア魔法大学の日常から。

早朝から、木刀で剣術を、フィギュアで魔術を、それぞれトレーニングするルーデウス。フィッツ先輩も走り込んでいる。魔術師なのにまるでルーデウスのように体を鍛えるフィッツ先輩、いったい何者なんだ(これしばらく続きます)。

朝のトレーニングを欠かさないルーデウスと、淡々と走り込むフィッツ先輩

ザノバと朝食と昼食を共にし、フィットア領転移事件について調査を進める。いちばん参考になりそうなのはフィッツ先輩推薦の「転移の迷宮探索記」だという。

サイレントスターことナナホシさんが盛り込んだ日本食の慣れ果て。カレーっぽいものと唐揚げっぽいもの

エリナリーゼさんは生徒を食い散らかしているものの、ルーデウスのEDに改善の兆し無し、というところでアバンは終了である。

ルーデウスを魅了していくフィッツ先輩

先輩としてふるまうフィッツさん。ルーデウスの横に座ると、転移事件について調べ始める。フィッツ先輩は、同じく家族が転移事件の被害に遭ったと言い、ルーデウスに調査を手伝いたいと申し出る。

先輩としてふるまうフィッツの声がよい。スキル持ちのアリエル様に匹敵するか凌駕している

フィッツ先輩がサングラスを付けている理由を聞いたり、女子寮の何階に住んでいるのかを聞いたりと、魅かれていくルーデウス。さらに、無口という噂だがなぜ自分とは普通に話すのか、無詠唱魔術を使えるのはなぜかと、疑問を次々とぶつけていく。

ほほ笑むなら奴隷市場より夕暮れの学園の方がよいという見本である

無詠唱魔術が使えるのは、尊敬している師匠に教えてもらったからだというフィッツ先輩。会ってみたいものですね、と言うルーデウスに、フィッツ先輩は「それは無理じゃないかな…」とほほ笑む。

そういう趣味ではないはずのに、なぜ胸が高鳴るのか、と疑問に思うルーデウス。

小説版では、この無詠唱魔術のくだりは、後半の奴隷市場での会話となっている。アニメ版では、フィッツ先輩との語らいの中に埋め込まれており、柔らかな日差しの中でほほ笑むフィッツ先輩の魅力がより際立っている。

フィギュア制作で挫折するザノバ

フィッツ先輩の次はザノバパート。フィギュア制作の教えを乞うザノバだったが、魔術によるフィギュア制作は魔力がまるで足らずに失敗する。ならば彫刻でと土のブロックとへらを与えてみるものの、今度は力の制御が効かない。怪力の神子なので細かい作業は苦手である。

時間の経過を燭台で表現。今回の無職転生Ⅱ、コンテと美術が1期のテイストに戻っている感がある

フィッツ先輩に相談してみると、自分ではできないことを奴隷にやらせた人がいるらしい。次の休みは暇なんだよね、と誘い受けするフィッツ先輩を前に、ルーデウスはフィッツ先輩を一緒に行きますかと奴隷市場に誘う。

ルーデウスをデートに誘っているフィッツ先輩。サラのシーンとの対比が面白い

将来の人形師を求め奴隷市場へ

そして休みの日、ルーデウスとザノバはフィッツ先輩と一緒に奴隷市場へと向かう。全裸で商品として陳列されている戦士の奴隷を前に、あんなふうになってるんだ…とうぶな面を見せるフィッツ先輩。経験を積めば多少は慣れるかと思いますよ、というルーデウスに、フィッツ先輩は「経験あるんだ…」と寂しげだ。

デートに誘った相手がDTでないくらいで落ち込むフィッツ先輩ではない

一行は、戦士ではなく手先の器用な奴隷を、ということで、ドワーフ、それも幼い子を探すことになる。幼い方がよいのは、フィッツ先輩のアドバイスによるもの。無詠唱魔術の習得や魔力総量は小さいうちから魔術を使うのがコツらしい。

テレビ放送なので着衣がある。原作では男女とも全裸

ルーデウスは、一般的には魔力総量は生まれつきのものという認識で、2~3歳から魔術を使った自分が多い理由に確信が持てていない。フィッツ先輩の言葉に納得し、客観性を感じるルーデウス。まあ自分がやったことが言葉になって戻ってきているだけなのだが。志村後ろも極まってるな。

奴隷商人に条件を伝えると、健康状態の悪いドワーフの少女がいるという。檻に入れられ、絶望で心を失っている体のドワーフの少女に、ルーデウスは獣神語で優しく声をかける。が、何の反応も無い。前世で引きこもり続けた自分の経験から、

「終わらせてやろうか」「何か言えよ」と本音で語りかける。奴隷として買われ、一般的な救いが当事者にとってそうではない、とルーデウスは推測する。

今回のサブタイトルはここから。なお原作では「及ばぬ力」

諦めかけたその時に、ドワーフの少女は「死にたくない」という言葉を絞り出す。

その言葉にホッとした表情を見せるルーデウス。買い受けたドワーフの少女に食事を与えると、ザノバの元で教育を受けさせるのだった。

ジュリエットを指南するザノバ。後に自らも才能を開花させる

次回は「獣族令嬢拉致監禁事件」

次回は「獣族令嬢拉致監禁事件」。リニアとプルセナがルーデウスにしばかれる回である。ルーデウスがブチ切れる理由と言えばあれしかありませんね。ということで、神の登場です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました