無職転生 第18話「それぞれの旅」ネタバレ感想 ロキシーの和解

無職転生の第18話「それぞれの旅」は、前回のルディとパウロの和解と対になる、ロキシーと両親、そして故郷との和解がテーマの回だった。それぞれの旅、というので3パートくらいあるのかと思ったが、ルディたちとロキシーたち、それぞれのパーティの旅路を描いていく。

ネタバレ回避のあらすじは以下。

パウロと和解し、互いに家族を探すべく別れたルーデウスは、エリスとルイジェルドとともに船で中央大陸へ。 一方、ゼニスらグレイラット家を探すロキシー、エリナリーゼ、タルハンド。 リカリスの街で再会したノコパラに促され、ロキシーは故郷であるミグルド族の村を訪れる。家出同然に飛び出した故郷に心穏やかではいられなかったロキシーだが、果たして両親との再会は…。

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パウロとの和解と対になる、ロキシーの和解をしっとり描く

アバンはルディとパウロの和解の瞬間を少し挟み、そのまま特殊オープニングへ。OP曲、祈りの唄が流れる中、街道で立ち合いを申し込まれるルイジェルド。最初は北神カールマンが直弟子、孔雀剣のオーベール!…の三番弟子、ロドリゲス!、と名乗るもあっさりボコボコに。

オーベールの三番弟子らしい。これ、ルイジェルドさんが相手だから雑魚描写になっているが割と強いはず

原作組はオーベール!のところでオオッ!と思うはず。オーベールはちょっと先に敵として出てくるので覚えておこう。

Aパートはいきなりの船旅でいろいろとオロオロしているエリスとルディ。時化ていて完全に船酔いである。パウロの紹介状でスペルド族でもすんなり乗せてもらえている。嘔吐しながら、目的地の中央大陸、王竜王国のイーストポートで食べられる米の話をするルディである。

米への憧憬を語るルディさん

原作だと、紹介状を巡ってひと悶着ある中でゼニスの妹であるミリスの神殿騎士、テレーズ・ラトレイアと出会うのだが省略だ。

出番のなかったテレーズだが、エリスに命を救ってもらった恩がある。アニメ版ではカットされたエリスのゴブリン討伐エピソードの中での話だ。この辺り、丸ごとカットで話が進むのだろう。

ゴブリン討伐は後に重要人物となるミリス教団教皇の孫、クリフ・グリモルが関わるエピソードなので、クリフ登場時に手短に拾われるかもしれない。

今回の主役、ロキシー・ミグルディア

ルディたちの旅はそこそこに、ここでロキシーの旅の描写に移る。魔大陸でルディたちに因縁をつけてきた、かつてのパーティメンバーであるノコパラとロキシーがリカリスの酒場で飲んでいるシーンだ。

落ち着いた大人の顔のロキシーさん

ロキシーはノコパラから大人びたと言われ、ノコパラは相変わらず弱いものから搾取しているのかとロキシーに問われる。

で、ノコパラさん、2年ほど前に痛い目に遭ってから悪事を自重しているらしい。その相手はデッドエンド。と、その名を聞くとガクブルになるロキシーさんである。

里帰りするロキシー

ここまで来たんだから、とロキシーに帰省を勧めるノコパラさん。念話が使えないくらいなんだ、とロキシーを説得する。今は嫁も子供もいるノコパラさん、たった一つの家族なんだから、と柄にもないことを言う。この綺麗なノコパラさんはほぼアニメ版オリジナルだわ。

原作では、ロキシーは魔大陸の捜索の一環でミグルド族の村を訪れる。わずか4ページ分ほどの間話だ。

アニメ版では、ノコパラさんが更生していて、里帰りのきっかけになったかのように描かれている。故郷を毛嫌いするロキシーがあえて立ち寄る理由を補っているのだろう。

ミグルド族の村に着き、不気味なほど静かなのは昔のまま、と思うロキシー。ミグルド族は念話ができるからだ。しかしロキシーにはその能力が無かった。どこを目指すでもなく村はずれを歩いていると、子供の遊び場で、かつて自分が落書きをした岩を見つける。

念話ができず肩身が狭いロキシーさん

念話が使えないつらさの表現がすごい

遊びで怪我をした子供を見かけ、再び立ち上がる力を与えん、ヒーリング、と短縮詠唱で治してあげるロキシーさん。だがお礼の言葉らしき念話はパチッ、パチッ、というノイズのようにしか感じられない。

原作でいう「ノイズ」は、アニメ版ではパチッ、という音と、それに伴う閃光のように表現されていた。今まで自分が聞いた映像の中では、強い放射線を浴びた撮影フィルムの再生音と光に似ていた。荒涼とした魔大陸と相まって、ロキシーの孤独が痛いほど感じられる。

この音、本当につらい

本当の大人になったロキシーさん

Bパートで自宅に着くロキシーさん。父のロイン・ミグルディア、母のロカリー・ミグルディアは歓迎するも、目を合わせようともしないロキシーは、すぐに家を出ようとする。

一晩くらい泊っていけという両親に、急ぎの旅なのだと素っ気ない。20年に一度くらいは帰ってきてね、という母に、50年以内には戻ってくるかもしれません、とひたすら冷淡だ。

ふと母を見ると、その顔は涙にあふれていた。家の中をよく見ると、かつてロキシーをあやした母が作った人形の姿が。かつて、念話ができずに泣く自分を辛そうに慰める両親を思い出し、何も言わずに家を飛び出した自分の浅慮に気づく。

念話ができないのは私のせい、と落ち込む母

「突然家を出てごめんなさいっ!」と涙を流し母に抱き着くロキシー。変わりように驚いたかのようにハッとした父も寄り添い、ロキシーは「大切なことは、言葉ではなかったのだと」反省する。

だって、涙が止まらないもの。ONEやるかONE。季節が輝くか
和解とは抱き合うこと
父親はいつも、ワンテンポ遅いものなのだ

ルーデウスとのすれ違いに気づくロキシーさん

一夜明け、和解はともかく旅に出ようとするロキシー。私を慕ってくれる行方不明の弟子を探さないと、と理由を告げる。ここで父が2年前にロキシーの弟子を名乗る者が来たことを思い出し、母が名前はルーデウスだったと話し始める。

ルーデウス!?

ここでようやくルーデウスとの接点が。ルディたちがロキシーの実家に立ち寄ったのは9話での話だ。

9話から2年も経ったのか…

別れ際、次はルーデウス君と来てくれていいのよ、という母。父はしばらくポカンとするも、その意味するところに思い当って「許さん!」モードに突入である。

次に来るときはご挨拶です

母にそのものずばりの名前を言われ、デッドエンドの正体にようやく気付くロキシーさんだった。ルディならスペルド族を仲間にしてしまうこともあるだろう、と納得する。

リカリスの町に戻ってきたロキシーさん

エリナリーゼとタルハンドの両名と合流したロキシーは、ゼニス、リーリャやアイシャなどまだ行方知らずの人たちを探そうと、魔大陸の奥へと進んでいく。ルディが無事だと分かったロキシーは、もはやルディを探す意味が薄れたことに気づいた。ルディに対する信頼がうかがえる。

次回は「ルート選択」

次回のタイトルは「ルート選択」。原作での6巻に突入だ。一気にロキシーがいる(とルディは思っている)シーローン王国にまでたどり着く感じだろうか。タイトルからして、一気にザノバまで出てくることはないと思うが…

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