パソコンの動画をテレビで見る方法として,ソニーのルームリンクやら延長コード部屋縦断やらを試してきた。コードは原始的ながらも有効な策だったのだが,子供が足を引っかけるので廃線となった。そこで最近,バッファローのLinkTheater PC-P3LWG/DVDを買った。これが非道すぎる。極悪。ゴミ。クズ。カス。何せあっという間に再起不能になるバグを抱えた製品を世に送り出し続けているのだから。
バッファローは以前メルコという会社だった。安かろうそこそこ良かろうという路線で歴史はある。極貧の98互換機時代には色々と世話になった。フリーズするドライバにも耐えた。世の中で付いたあだ名は「駄目ルコ」「ダメルコ」「打メルコ」。いち早く経営資源を集中した無線LAN機器の活況と社名変更の中,いつしかその悪名は薄れていった。
しかし社風はすぐには変わらない。LinkTheaterは,ゲートウェイのアドレスが0.0.0.0になると起動しないバグを抱えたまま今も出荷されている。DHCPで取得にミスると即死。手動設定で0.0.0.0のまま決定すると即死。WebのFAQにも乗ってない。警告の紙切れ一枚入ってない。サポートに文句を言ってもWeb上に何の告知もない。
なので買って1日で修理行き。設定初期化のスイッチがない。分解してもジャンパがない。ネットを検索しても解決策がない。起動のスプラッシュが出た瞬間に「設定」ボタンを押すと再設定が可能になるというアドバイスが価格comにあったが,私の環境では無理だった。久しぶりに壁に叩き付けたくなるアイテム。窓から投げ捨てたい一品。こんな気持ちになったのはドラクエ3のアレフガルドで冒険の書が消えた時以来。シムシティーのセーブデータを弟と取り合いになり百万人都市を消された時以来。その時は殻割ってROMの基盤を手でへし折って数十個の穴が手のひらに空いたのは言うまでもない。
思い出した。文字入力も糞。記号を打つのに,「文字切り替え」ボタンを押して1秒以内に「1」ボタンでシフト。ボタンを押すと0.8秒くらいで画面の文字が変わる。ハイフンキターと思って止めると次の文字。殺すぞ。じゃあゆっくり押そうかなと思ったら,ボタンを押す間隔が1秒くらい空いたら普通に1が入りやがる。仕方がないので文字切り替えボタン押下後,1を押して画面の文字が変わるやいなやふにゃふにゃのボタンを押す。0.9秒おきくらいでボタンを押す。ハイフンまで16回。回数覚えた方が早い。複雑なSSIDやWEPキーを使っている人はそれを変えた方が早い。もっともLinkTheaterを窓から投げ捨てるのが一番早い。
というわけで,LinkTheaterを買われる皆様は購入後即ファームウェアのアップデートをかけるべし。まあネットに接続できる状態でなければアップデートできんので,ネットの設定中にボタンを押し間違えたら即死だがな。
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