ルンバ980に心動かない、たった一つの理由

自宅のロボット掃除機はLGの「HOM-BOT」だ。先代はルンバ780。確かにゴミ取り能力は随一だが、その性能に比例したうるささにて、より静かで十分に掃除できるHOM-BOTをお迎え。ルンバにはお引き取り願った。

静かさを求めるのは、早朝にひっそり掃除させたいから。就寝中に積もったホコリをサッと取ってほしい。そこで音に着目して量販店の店頭でロボット掃除機を色々と試したところ、1台だけやけに静かな奴がいた。それがHOM-BOT、しかもVR6260LVMという当時の上位機種だった。

これが十分に静か。また動きがランダムではないため、衝突音が生じる機会が少ない。スケジュール機能が曜日に対応していないのが玉に瑕とはいえ、そもそも静かなので土日も早朝に動いてもらって構わない。

このHOM-BOT、光学カメラでのマッピングが売りの一つで、割と無駄のない動きをする。ルンバに比べるとあっさりしたもので、そこは少しもの足りない。四角いボディの代償として、椅子の間をクルクル掃除する根性はない。ただダストボックスを見る限り、掃除機としての性能はルンバに劣るものでもない。ゴミの吸い込み口からダストボックスまでの距離を最小化し、少ない吸引力で事足りるように工夫している。

そんなことを、最新製品のルンバ980を見て書きたくなった。

ルンバの最新機種は光学カメラなどによるマッピングに対応した。で同じ場所を何度も通るおなじみの動きはしない。1度でがっつりゴミを取れるように、モーターを強化した。現物は見ていないが、稼働音が前モデルより静かになっていることはないだろう。静音性で選んだHOM-BOTの引退は遠い。

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