■ペンタックス、実売8万円前後のデジタル一眼レフ「*ist DL」
*istDLなるデジタル一眼レフが登場した。変更点をまとめると,
・ペンタプリズムからミラーに変更。ファインダー倍率は0.95から0.85に落ちた。それでもEOS Kiss DNの0.8,D70/D50の0.75よりは高い
・コンティニュアスAFが任意に選択可能となった
・ISOオートが追加された
・ローパスフィルタはコストダウンしたが画質は同等とした
・AF測距点は菱形11点から横3点に減った
・重さが505gから470gになった。Kiss DNより15g軽い
要するにレンズ交換式のコンパクトデジカメを一層強く指向した廉価機だ。正直言って,ペンタックスが選択し得るKiss DNやD50との差別化は,パンケーキレンズ群との組み合わせによる圧倒的な軽量化と,ドギツイ厚化粧現像によるカリカリ画像程度しかない。良い方向に進化しているとは思うが,他社のシェアを食うというよりは共食いになるだけのような気がする。
*istシリーズはこれで3モデル。MZを冠したデジタル一眼レフはもう出ないのか。*istと,ハイエンドのデジタル中判とが,双方軌道に乗れば期待してもいいのかもしれない。
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