ここ数日朝早いんで,寝る前に本を読むようにしている。
早く布団に入ったからといって,それだけ早く眠りがくるものでもない。
そこで読んだのが,
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
上下巻を2時間ほどで読み切った。
昔読んだときは,ハードボイルド・ワンダーランドをメインに,エンターテインメントとして読んだ。世界の終わりは,正直退屈だった。適当な情景を頭に浮かべつつ速読速読。台無しである。
世界の終わりを中心に読み,そこに落ち込んでくるハードボイルド・ワンダーランドに自分が「未練」を感じるか否かを確かめる方が面白い。世界の終わりを迎えるにあたって,ハードボイルドワンダーランドの消失を救いと読むか破滅と読むか。その辺り自分の位置を測る良いバロメータになる。
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