響け!ユーフォニアム2 第13話「はるさきエピローグ」

響け!ユーフォニアム2の感想を書いていなかった。原作未読の吹奏楽経験者にとっては、リアルでありながらどこか遠い世界の出来事を感じさせるアニメだった。 とにかく人が人として分かりにくく、めんどくさい。飲み下すには棘の多い演出で、あまり良い評判は聞こえてこない。だがそれが良い。あらゆる面倒が全部員を襲いながらなんとか音楽を紡ぎ出す、という絵柄はごくごく見慣れた光景だ。隙間から漏れる光こそ七色に輝く。 最終回付近は、コンクール後にそこかしこで画自分をさらけ出すというファンタジーがソフトフォーカスで描かれていた。コンクール中は全てを押し殺して音楽に集中する。コンクール終了後、終わりよければ、で何となく時が流れていく。 そんな現実を少しだけ打ち破る様に、激しくはないがシンとした感動を覚えた。  

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