「その着せ替え人形は恋をする」のアニメ版7話は、ゆったりとした時間が流れる中で、新菜と海夢、そしてジュジュ様とその妹、心寿を淡々と描いていく中継ぎ回だ。海夢の料理シーンが秀逸。
ネタバレ回避のあらすじは以下。
STORY
https://bisquedoll-anime.com/story/?id=07
魔法少女アニメ『フラワープリンセス烈‼』に登場する、ブラックロベリアとブラックリリィの衣装でコス合わせをすることになった海夢と、海夢憧れのコスプレイヤー“ジュジュ”こと乾紗寿叶。新菜は衣装作りの参考にすべく、“烈‼” のDVDを海夢の家まで受け取りに行く。
STAFF
脚本
冨田頼子
絵コンテ
平峯義大
演出
佐沼ケン
作画監督
石川奨士、古徳真美、藤崎真吾、北島勇樹
等身大のジュジュ様
アバンは前回の続きで、新規の作画からスタート。ジュジュ様はコスプレ合わせを迫る海夢の勢いに負け、合同のスタジオ撮影を承諾する。決め手は海夢と新菜のスタジオ代ワリカン提案である。
あくまでコスプレは自分のため、というジュジュ様は、コスプレ衣装作りと海夢へのメイクで見せた新菜の腕への信頼と、海夢のコスプレイヤーとしての本気度を背景に、押し切られるのであった。
コスプレ衣装作りとメイクは、雛人形の頭師を目指す新菜にとっては芸の肥やしになった。コスプレ委衣装作りで頭師としての練習時間は減っていたものの、祖父の薫は、よくなった、とその出来栄えをほめる。
普段着の海夢
魔法少女アニメ『フラワープリンセス烈‼』のコスプレ衣装作りに当たって、当然のように全話を見ようとする新菜。126話なので、海夢にDVDを借りる話になる。
DVDを受け取りにいくと、寝起きの海夢が玄関でお出迎え。
新菜はノーブラの胸に目が行くが、海夢はカラコンの無い自分が恥ずかしくて狼狽する。
DVDを借りに来た新菜に、海夢は「一緒にDVD見ていかない?」と誘う。ちょっと見ていった方がDVD軽くなるし、と。ダボダボの普段着の描写が良い。
ニチアサへのこだわり、丹下桜を担ぎ出す
一緒のソファでフラワープリンセス烈‼を観る新菜と海夢。烈、は相変わらずの本気作画で、魔法少女が殴りあう。
新キャラの天花寺ミライのCVはまさかの丹下桜である。
ナレーションのCVも明らかに。新菜の従姉である美織さんと同じだった。
意外とイケる海夢の手料理
画面に見入る新菜の横顔を見て、完全にしゅきぴモードになる海夢。
相変わらずのレトロな演出が光を生かした作画にむしろ日常の現実感を与えている。ベタへのこだわり、嫌いじゃないです。
で、ここぞいという時にお腹が鳴る海夢。自宅での手料理をふるまおうとする。作るのは、オムライスだ。
原作よりちょっとガサツな面が強調されているのが気になった。でもこんなものだろう。もっとも味は良い。
結局、オムライスとしての卵のあしらいには失敗。新菜は心の中で、海夢の炒飯好きに納得する。オムライスだけど。
心寿、登場
コスプレ衣装作りの資料を満喫した新菜は、雫タンの時と同様にブラックリリィの詳細な三面図を起こす。
ジュジュ様とのやり取りの中で、そのメイクの秘訣を学んでいく新菜。背景の綺麗さにも目が行くが、これは妹がレタッチしているらしい。
妹さんにカメラを教えてもらうことになった新菜。海夢にメッセを入れると、私もいくー!と乾姉妹の家から近いファミレスに集合である。
そこに現れた妹さん。ジュジュ様よりさらに幼い感じの人を想像していたところ、実に身長178cmのご立派な中学生、心寿(しんじゅ)であった。
またまたバストサイズの大きさに目が行く新菜であったが、海夢がいくつ?とサイズを聞いたかと思ったら身長の話だった、というオチで今回は終わり。
次回はロケハンまでいくのかな。ジュジュ様と新菜の名シーンが見られるはず。
よくよく考えたら、オープニングでサキュバスまでのコスが出てくるから、1期はそれで終わりかな。実にいいところで終わってしまう…
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