初めてカナル型のイヤホンを買ったのはもう4年ほど前になるだろうか。どこかのWebサイトで絶賛されていたER-4Sを見ていてもたってもいられなくなり,気が付けば個人輸入。ドンシャリ嫌いな私としては願ってもないフラットな音。それでいて輝くブラス。一生コレでいきます,と思っていたらイヤーピースの装着時に先っぽが真っ二つ。
さてもう一つ買おうか,というほどER-4Sは安くはない。手頃なところでオーディオテクニカの安いやつを買うと,まあなんというか歪んだ音で我慢ならぬ。続くパイオニア製はアイワ製を彷彿とさせる安っぽい音に泣く。悔しいのでグレードを上げてシャープ購入。悪くはないが良くもない。
やはり聞かないとダメかと思い直し,試聴できるところを探す。ビックカメラでER-6i,SHUREほぼ全種をテスト。うーん,やっぱり無駄な低音。これなら安いのを買った方が費用対効果は高い。
あと聞いたことがないのは,と探してみると,ビクターのグミ(通称グミナル)発見。他と変わらず低音がうるさいが,中音域はなかなか綺麗。プレイヤー側で低音を少し弱めると,良いバランスになってきた。お値段3000円弱。コストパフォーマンスは高い。
問題は音漏れ。ER-4Sなら上げられたボリュームもグミナル装着時は抑えめに。ガツンをフルオケを聞きたいという欲求に負け,ケンウッドがER-6をベースに開発したという1万5000円くらいの製品を買いに行く。見事に売り切れ。どう見ても人気です。本当にありがとうございました。
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