ソードアート・オンライン アリシゼーション 第12話「図書室の賢者 」感想 アドミニストレータ爆誕

アドミニストレータと整合騎士の生い立ち説明回

ソードアート・オンライン アリシゼーション(SAO) 第12話「図書室の賢者」は、当面の敵である最高司祭アドミニストレータのネタバらし回。ネタバレ回避のあらすじは以下。

キリトとユージオは、地下牢の脱獄に成功するも、アリスの命令により待ち伏せていたエルドリエ・シンセシス・サーティワンに行く手を阻まれる。戦闘状態になる三人。キリトとユージオは先へ進むため、キリトがエルドリエの操る鞭を防ぎ、その間にユージオが撃ち込むという作戦でエルドリエに挑む。しかし、エルドリエの氷の鞭は蛇のようにうごめき、そして分裂して襲い掛かってくる。難敵に苦戦するキリトとユージオ。だが、ふとユージオは、エルドリエの顔に見覚えがあることに気づく。

ソードアート・オンライン アリシゼーション 第12話「図書室の賢者 」
脚本:木澤行人、中本宗応
演出:飛田 剛
総作画監督:鈴木 豪
作画監督:河村涼子、平馬浩二、久野紗世、西村真理子、熊川ありさ、和田正木、小松沙奈、大原大

https://sao-alicization.net/story/12.html

冒頭は整合騎士エルドリエとの戦い。その中で、最高司祭アドミニストレータの名が出る。あれー、どこかで知ってるんだけど伏線が炸裂し、エルドリエがかつてどこぞの大会で優勝した剣士だったと指摘するユージオ。するとなぜか苦しみだすエルドリエ。なんとエルドリエの額からクリスタルブルーの三角柱がこんにちは!

割とグロ画像な中、キリト先輩がもっと記憶を…!的にユージオをけしかける。「母の名はアルメロ!」と追い打ちをかける中、キリトの足を止める矢が靴を貫き地に突き刺さる。見上げると、飛竜に乗った整合騎士が頭上に。まだ名乗らないが、整合騎士のトップさんです。

トップさんのおかげで息を吹き返しそうなエルドリエ。矢をつがえてキリトとユージオを撃つトップさんだが、偏差撃ちが下手なのか回避されまくり。逃げまどっていると、「右よ」との声とキリトのアホ毛≒妖怪アンテナに導かれる。

突如現れた洋風どこでもドアに飛び込むと、そこはどこかの書庫。そこにいたのは金髪縦ロールのベアトリス…ではないので「待ちくたびれたのよ」とは言わない。その代わりに「探知されたな。このバックドアはもう使えん」。IT用語を駆使する天パー少女。テンプレの帽子がちょっと賢者っぽくないんですが。

図書室でネタばらし

神聖術=システムコマンドと種明かしをしつつ、カーディナルと名を名乗る天パーさん。

キリト先生は神妙な面持ち。SAOでおなじみの自律調整システムであるところのカーディナルを知っているのだが、その擬人化インタフェースの存在とは初対面なので警戒しているという演出か。

ここで伏線として、神の名を持つアンダーワールドのスーパーアカウントの存在が明かされる。「まだログインしたものはいない」とカーディナル。まだ、ね。まだ。これは2期以降で生きてくるのでしばらく忘れよう。

ひずみが生んだアドミニストレータ

カーディナルの説明は続き、アンダーワールドの創世記が語られる。初期ユーザーの4人のうち、欲の深い1人の子孫が支配層を成していく。

そうこうしているうちに、アドミニストレータこと青い髪の少女クィネラが誕生。
システムコマンドをお題目として受け取るだけでなく、その原理を解き明かそうと躍起になる。動物を殺め人を癒しながら、管理者権限を高めていくクィネラ。その回想が続く。

いつしか信仰の対象となり、司祭として狩りと殺人を禁じることで、他のアンダーワールド人のレベルアップの道を閉ざそうとするクィネラ。然れども老いからは逃れられず、死の床であらゆるシステムコマンドを総当たりでつぶやく。

分かりやすすぎるインタフェース

システムコール、インスペクト、エンタイア、コマンドリスト(System call, inspect entire command list)。あっさりとコマンド一覧が出現。rootログインかよ。だからsudoを使えとあれほど。

システムコマンドで管理者権限を持つカーディナルを制御しようとして、調整者たる存在に逆ハックされるクィネラ。一昼夜経つと、現状維持を目指すアドミニストレータの出来上がり。カーディナルがバランス調整装置であるという説明があまり無いのは初見殺しなのでは。

えっ、塔バトル無いの?

次回は年が明けた2019年1月5日の放送。タイトルは不明。予告を見る限りでは連続の2期目が1月12日から始まるようだ。

ということは、次回で一気に片が付くのかね。Web版では延々と塔バトルが続き、アリスとのほのぼの展開ののちにアドミニストレータとの決戦に入るのだが。

これで1期が終わりで次々回から2期目で「新章スタート!!」とか言ってるので、どうやら小説版は大幅に展開が違うようだ。とんでもない駆け足でエピソード四つくらい展開させて一気に終わらせる気かね。

1期でWeb版の7章まで終わらせる?

この時点でWeb版の半分ほどの章を消化。一部リアルワールドのエピソードが残っているとはいえ、あと3期も使ってアリシゼーションをやるのかしら。4期は割と外伝的なエピソードを盛り込んでもたせるのかな。違うアングルから興味が湧いてきたわ。

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