エグゼクティブ・デシジョン

最終判断という意味らしいこの言葉。同時プリントは受け取る暇が無く明日以降に持ち越しということで,映画のお話でございます。このエグゼクティブ・デシジョン,セガール率いる特殊部隊がハイジャックされた旅客機に潜入してハイジャック犯を皆殺し,という映画であります。 沈黙シリーズかと思って見ていたら,なんと,セガールは潜入に失敗して大空にダイブ。推定死亡。潜入の方法は高度1万メートルを飛ぶB747にステルス機で空中ドッキングするというもので,最後のセガールが747に移る前にドッキングチューブが壊れてしまう訳。セガールここでどうする?と思いきや,そのまま死んでます(推定)。 乗り移ったのは兵士と情報部員。この情報部員が主役でございました。文官ながら指揮統率。文民統制万歳な映画です。最後はテロリストの主犯がパイロットとコパイを道連れに死亡。残された747を手動操縦で着陸させるのであります。が,3000m超級の国際空港への着陸は失敗。復航の後2000mもないような飛行場に不時着するのでした。情報部員はセスナのパイロットという伏線が張ってありまして,カタルシスはかなりのもの。 セガールいつでるんだろー,とのほほんとしている内に大団円。さすがダイハードの監督は仕掛けの数が違いますな。セガールが早期退場というのが「この先脇役だけでどうなっちゃうんだろう」感を緊張感高く演出しております。まあセガールを主役と思いこむのはこっちが悪いんだが。でも時代劇で東野英治郎が出てきていきなり斬られたら普通にへこむ。というわけでかなり満足度の高いアクション映画でございました。

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