東海道線がマヒした件について

 もう一昨日の話になるが,信号故障で早朝から何時間も東海道線と横須賀線が止まった。友達からのメールには「電車動かない~」とあり時間は6時台。仕事に行こうと家を出たのは8時台で,もうそのメールのことは忘れていた。ところが駅に着いてみると,改札に人があふれている。

 故障のお知らせを繰り返すアナウンス。まあ京浜東北があるから,と思ったらホームと階段およびその付近は人で埋まりまくり。京浜東北の輸送力なら…と足を踏み出したが,おそらく満員で到着し喧嘩を生んで去っていくだけと思い直す。

 残るもう一つの動脈,我らが京急。振替乗車券を握りしめ,全車動力車は伊達じゃない!と京急の改札に辿り着くと京浜東北が可愛く見える惨状。上りホームとその階下は人だらけ。しかも東海道線と横須賀線が止まったあおりを受けてダイヤが乱れている。ならバスかタクシー…と思ったが,急いでいるときに移動手段に車を選んで早く着いた試しがない。

 約束の時間が迫り先方にキャンセルの電話を入れようと携帯を取り出す。そこで下りホームの階下に目をやると,普段の閑散とした光景が。とにかくホームに辿り着ければ何とかなる。そう信じ下り電車で一駅行き,反対側の上り電車に乗り込む。不思議なことに意外と空いている。エレベーターではよくやる手なのに,この手を使う人はほとんどいないようだ。

 一駅戻りさっきの大混雑ホームに入線すると,当然のように満員電車。ただ京急の乗客は人が出来ているのか,満員になった時点で諦める。素晴らしい。私の定義ではこれは満員電車ではない。

 結局20分遅れで仕事開始。大きなニュースになったので先方もあまり気にしていなかった。とはいえ多くの人が洒落にならない状況に苦しんだはず。この一日後の関西出張では,正直電車に乗るのが飛行機並みに怖い。離陸の時のような焦燥感がある。何かが,弱体化している。

教訓:急がば急げ。ただし,考えながら。

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