ナノミストはナゾミスト-回収・代替機検討編

 三菱重工が加湿器業界(狭)に放った刺客「ナノミスト」。見事に回収になっておりました。まるでウォッチしていなかった加湿器関係のリソースを見て回ると,ナノミスト回収のお知らせがちらほらと。チューブが劣化して水が漏れるらしい。チューブの回りを満たした水がチューブ内に透過して加湿する仕組みなので,

穴→水分子ミ 水分子ミ 水分子ミ

じゃなくて

大穴→水水水ミ~

となってしまう。「チューブ内は水の分子しか通さないので超クリーンです!」というのが売りだったのに。チューブ自体の劣化を改善せねばならないので,何と次期製品は来年の10月以降。交換希望なら対応してくれるらしいが,それまでどうしろと?

答えは「漏れても安心ガード」。交換を希望すると,5リットルくらいの水を溜められるトレイが送られてくるとか。タダでさえデカイのにさらに大きくなってどうするよナノミスト。

なので当然のように返金を希望。次の加湿器を物色することにした。

まず気化式は全部却下。気化式ははっきり言ってどれもうるさい。寝室に置くのであればオススメしない。ヨドバシの店員が「寝室に置くならスチーム式の方が…」と客(おそらく新婚)に率直にアドバイスしていたのが好印象過ぎる。見た目重視で気化式のベンタを買おうとしていたんだけどね,そのお客。

残るは気化式とスチーム式を合わせたハイブリッド型とスチーム式。ハイブリッドも気化式部分が不要なので却下。さらば三洋電機,さよならシャープ。地味な東芝もまた今度ね。スチーム式では,三菱重工はさすがに止めておく。塩で湿度を調節するkazも却下。

最終的に,強力な加湿能力を繊細なセンサーで制御可能な機種に絞り込む。象印のポットで湯沸かし方式とボネコの加熱式超音波,そして三菱電機が残った。

象印は沸騰時に1000W超の消費電力を食うので却下。オイルヒーターと併用するとブレーカーが飛ぶ。ただ掃除が楽なのは魅力。

ボネコは気化式で有名だが,加熱式超音波というのを出してきた。雑菌をまき散らすと言われて姿を消した超音波式。ならば水を加熱してから蒸散させればいい,ということで加熱式超音波。でも加熱は80度。煮沸と呼ぶには温度が足りない。その代わりに消費電力がちょっと少なめ。しかも湿度調整はダイヤル式。目分量。朝起きたら辺り一面結露とか嫌すぎ。それに子供がダイヤルをぐりぐりするに違いない。知育玩具でキメラみたいな意味不明なオブジェがあるが,あれに付いてるダイヤルのようだ。

というわけで最終的に替わりに買ったのは三菱電機のほんのりあったかスチームファン式の「SV-S505」。

それなりに静か。ナノミストよりはかなり静か。湿度計もそれなりに信用できそう。湿度を自由に設定できるし,のどガードやはだガードといった自動運転もある。出てくるスチームは40度ほどで熱くない。チャイルドロックも付いている。やや意味不明な曲線デザインも壁際にぴったり寄せられないようにする配慮と考えて我慢。スチーム式で迷っている人は,安いkazか三菱電機にいっとくのが今のところベストではないかと。

コメント

タイトルとURLをコピーしました